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北米、ヨーロッパ向けリスティングの次の一手? Bing広告をもっと知ろう!
- 2017.05.22
- 海外リスティング広告
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こんにちは!あなたは検索エンジンのBingは使われていますか?
Windowsのパソコンを買われた方ならBingを使っている方もいらっしゃると思いますが、日本だとGoogleやYahoo!を使う方の方が多いので、なじみが少ないかもしれないですね。
ちなみに近年このBingのシェアが急速に伸びており、世界最大の検索エンジンGoogleを少しずつ脅かしていると言われています。
日本ではGoogle、Yahoo!の陰に隠れてしまっていますが、海外ではユーザー数が少しずつ伸びてきており、北米、ヨーロッパ向けリスティングを実施する際は、Googleアドワーズの次の一手として活用することが出来ます。
そこで今回は、そんなあまり知られていないBingとBingの広告についてお話ししたいと思います。
1.Bingについて
⑴ Bingとは
⑵ Bing検索を採用しているパートナーサイトは?
⑶ どこの国のユーザーが多い?
⑷ Bingのモバイルユーザーは?
⑸ Bingを利用するユーザー層
2.北米、ヨーロッパ向けにBing 広告を活用しよう
⑴ Bing 広告を利用するメリットとは?
⑵ AdWordsとほぼ同じ管理画面とインポート機能
⑶ Bing 広告を始めるべきタイミングとは?
まとめ
Bingについて
Bingとは
Bingはマイクロソフト社が提供する検索エンジンサービスです。
画像検索や動画検索が特に秀逸といわれています。Windowsのパソコンを購入してそのままBingを利用している人などが多いと思います。
日本ではGoogleやYahoo!を使う人が90%以上を占めており、Bingを使うユーザーは全体の5%程度のため、使っている人が少ないイメージですが、海外だとユーザー数が少しずつ増加しています。
グローバルでは現在Googleに次いで2番目の検索エンジンシェアを持っています。
(1位Google、2位Bing、3位Yahoo!、4位Baidu、5位Yandex)
Bingの検索システムを採用しているパートナーサイトは?
Bingはbing.com以外にも検索システムの提携をしています。アメリカのYahoo!、AOLはBingの検索システムを採用しており、Yahoo!やAOLにもBingの広告が表示されます。
(*日本のYahoo!JAPANはアメリカのYahoo!と異なり、Yahoo!JAPANはGoogleの検索結果を使っています。)
どこの国のBingユーザーが多い?
最も利用ユーザーが多い国はアメリカです。
アメリカではYahoo!とAOLがBingの検索システムを利用しているため、その全体の利用ユーザーを含めるとシェア率はおよそ30%に達します。
※2017年4月時点でのUSでのシェアは、Google63.6%、Bing22.8%、Yahoo11.6%。(comScoreより)
また、アメリカではBing Rewards(*)というポイントプラグラムが利用でき、それによりユーザー数は増加しています。
アメリカ以外でもヨーロッパで利用ユーザーが増えており、特にイギリスやフランス、ノルウェーなどで利用者が増えてきています。
検索シェアの増加を目的としたもので、ユーザーにポイントを付与することで、利用ユーザーを増やそうとする取り組みです。ポイントは様々なものに引き換えが可能です。なお、本プログラムはアメリカのみで利用できるものになります。
Bingのモバイルユーザーは?
Bingがデフォルトで設定されているモバイル機種はWindows Phoneですが、iPhoneやAndroid携帯がかなりのシェアを占めているため、それらと比べると非常に数は少ないです。
もちろんBingアプリをダウンロードして使うユーザーや、iPhoneなどでも検索エンジン設定をBingに変更する等は可能ですが、デスクトップと比べるとややモバイルユーザーの割合は少なくなります。
Bingを利用するユーザー層
Bingのユーザー層について整理すると下記のようになります。
- Bingユーザーの8割はInternet Explorer経由
- Bingユーザーの8割はアメリカからのアクセス
- 35歳以上の比較的高い年齢層で子持ちユーザーが多い
- ITリテラシーはやや低いユーザーが多い
- 世帯収入は1000万以上の家庭が多い
- Googleではリーチできない、商品検索に対しリーチできる
ざっくりまとめると、
というようなユーザー層になりそうです。
北米、ヨーロッパ向けにBing 広告を活用しよう
Bing広告を利用するメリットとは?
見込みの高い新規顧客の開拓
Googleの検索連動型広告である程度コンバージョンが取れるようになってきて、さらに新規ユーザーにリーチを広げていこうとすると、多くの場合はGDNやDSPを活用しようとします。
しかし、この場合検索連動型広告と比べ、見込みの低い潜在層へリーチする事になってしまいがちです。
こういったときにBing 広告を活用すれば、Googleと同じ検索ユーザーに対し、リーチを広げる事ができます。
そのため、Googleよりもユーザー数は少ないとはいえ、検索している顕在層にリーチし、コンバージョンが獲得しやすくなります。
弊社で海外向けにBing 広告を運用していての肌感としては、Bing広告でのImp数は、同一キーワードをGoogleで入札した場合の10分の1~2くらいでした。
Googleである程度Impが取れていて、クリックが取れる見込みがある場合は試してみる価値はあると思います。
AdWordsとほぼ同じ管理画面とインポート機能
そう言った事もあり、とっつきにくいイメージはあるかもしれませんが、管理画面の構成はGoogle AdWordsとそれほど大きく変わりません。
また、Google AdWordsからキャンペーンをインポートできる機能がありますので、ゼロから構築する手間も省くことができます。
詳細のデータ越境ECで活用すべきBing 広告にAdWordsデータをインポートする際の9つの注意点をご参照ください。
AdWordsにはAdWords Editorという広告キャンペーンを管理するアプリがありますが、Bingにも同様に「Bing Ads Editorというのがあります。
AdWords Editorと機能はほとんど変わりませんので、AdWords Editorを使っている方は問題なく使えると思います。
ちなみに日本語は未対応なので、その点はご了承ください!
参考:Bing Ads Editor Download
Bing広告を始めるべきタイミングとは?
あなたのビジネスが下記に挙げるものに該当する場合は、Bing 広告の活用を積極的に考えてみても良いと思います。
- 海外向けにGoogleアドワーズで広告を出しており、コンバージョンがコンスタントに取れている
- 北米、ヨーロッパなどBingユーザーの多い国をターゲットとしている
- アクセスデータでBingからの流入がそれなりに入ってきている
まずは最もシェアの高いGoogleにて広告を出し、ある程度成果が安定した段階で新規顧客を狙うために海外向けにBing 広告を使うというような形で良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?もし貴社で北米、ヨーロッパ向けにGoogleアドワーズを運用していて、検索連動型広告経由のCV数が頭打ちになっている場合は、Bing 広告を試してみる価値は十分にあると思います。
何か一つでも気づきがありましたら幸いです。
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