コラム
Column
こんにちは!多言語Web制作を担当しているミスターKです。
過去2回、私からの記事は翻訳に関することでしたが、今回は多言語サイトを制作する際に気を付けるポイントについてお話しさせていただきます。
以前「その翻訳ちょっと待った!【多言語Webサイト制作のポイント】」で、日本人向けの日本語原文を元にそのまま翻訳しても、外国人には伝わらない文章になってしまうというお話をしました。その内容と非常に近い形になりますが、日本語サイトと同じコンテンツをそのまま多言語サイトにも持ち込んでしまうパターンがあります。そんな注意点をまとめさせていただきます。
①会社概要で電話番号や住所の書き方に注意
東京の電話番号は「03-XXXX-XXXX」、大阪の場合は「06-XXXX-XXXX」というように、都市ごとに番号が異なります。さらに海外に電話を掛ける場合には、この上に国番号が付きます。例えば、お隣の国韓国は「82」、中国は「86」、台湾は「886」と国によって番号が決まっています。日本は「81」です。そのため、外国語でサイトを作る場合、ほとんどが海外のユーザーに見られる想定だと思いますので、電話番号を記載する場合「03-XXXX-XXXX」ではなく「+81-3-XXXX-XXXX」とする方が適切です。意外と忘れがちですが、重要なポイントです。
②アクセスページの情報
日本人にはよく知られている地名でも、外国人にはあまり知られていない地名というものが多くあります。そのため、駅からのアクセスマップだけではなく、空港から駅までの情報を付け加えたり、どのくらいの所要時間がかかるのかという情報も付け加えておく必要があります。
③お問合せフォームも注意
例えば、住所を入れる場合、英語では日本語とは逆の記入の仕方をします。そのため、日本の順番と同じ項目にしておくと、英語圏のユーザーには非常に入力しづらいフォームになってしまいます。また、郵便番号も日本では○○○-○○○○と3ケタと4ケタに分かれていますが、海外の郵便番号は2つに分けるものはめずらしく、一般的ではありません。そのため日本語のフォームで郵便番号の記入を2つの枠に分けていても、多言語化する場合には1つの枠にするなど、フォームにも気を使う必要があります。
④FLASHの多様
最近は少なくなってきましたが、クリエイティブな表現やデザイン性を重視するあまり、FLASHを多用するサイトがありますが、FLASHは読み込みに時間がかかり、特に海外からのアクセスだとさらに時間がかかります。最近はFLASHの代わりにJQueryなどJavaScriptで表現できる幅が広がり、FLASH自体が少なくなってきていますが、あまりFLASHは多用せずポイントで使うなどの配慮をすると良いでしょう。やはり読み込みに時間がかかり、表示されるまでに時間がかかってしまうと、離脱率が上がってしまいます。
以上のように多言語展開する際には気を付けるポイントがいくつかあります。さらにコーディング部分での設定など細かい作業においても色々とありますので、単純にそのまま言語を差し替えるだけでなく、要所要所で変えていくことが必要です。
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