コラム
Column
こんにちは。海外SEOコンサルタントの徳田です。今回は、海外の自然リンク獲得事例についてご説明させて頂ければと思います。
一般的に製造業やB to Bのサイトは、ターゲットがビジネスユーザーの為にバイラルしにくいと思われます。しかし今回、ご紹介する事例では、製品の情報が上手くバイラルし、自然リンクを獲得しております。(正確に言うと製造業の製品を扱っているサイトが自然リンクを獲得しています。)
下記のJapan Trend ShopのIce Ball Mold for Perfect Ice Spheres(金型を使用して円形の氷を作成する面白いツール)を販売しているサイトですが、物凄い数の自然リンクを海外のメディアサイトから獲得しています。(OSEで見たところ84ドメイン、2498本のリンクを獲得しておりました。)
Japan Trend Shop | Ice Ball Mold for Perfect Ice Spheres
Intoxicating Gifts for the Elegant Imbiber
Bizarre Foodie Gifts
Kitchen Gadgets for the 21st Century
何故、このサイトが自然リンクを獲得できたのか?
何故、このサイトが自然リンクを獲得できたのかは、この商品の紹介のされ方を見ると少しわかるかもしれません。この記事を読んでくださっている皆さんは、この製品を紹介しているサイトに特徴があるのがおわかりになりましたでしょうか?
リンク掲載サイトにどういった傾向があるか5秒間だけ考えてみてください。
そうです。この製品を紹介しているサイトは、工業製品に関するサイトでは無く、キッチン用品やギフトに関するサイトです。つまり、工業製品をただ同じ業界の方に紹介するのではなく、バイラルし易く、自然リンクを提供して貰い易いオーディエンスに訴求している事がわかります。
どのように、この事例を活用するか?
1.同業種の人にしかわからないUSPをより多くの一般ユーザーにわかるUSP化へ!
以前、キーワード選定に関する記事でUSP(Unique Selling Proposition)つまり自社が競合他社より勝っている部分が何なのかを明確にし、そこからサイト作り、キーワード選定を実施するようにお伝えさせて頂いております。自社サイト内であれば、文字や画像、動画で自社のUSPをターゲットユーザーに訴求する事で、貴社を選ぶ理由を知ってもらう事が可能です。しかし、これでは、ナチュラルリンクは獲得できません。ナチュラルリンクを獲得する為には、より多くの人にバイラルされ易いコンテンツ作りをしなければなりません。何故ならば、業界用語や細かい数値を用いて自社の強みを説明しても一般のユーザーには【わかりにくい】からです。
自分が理解できないものを、友人に広めようとは思えないので、広めたいと思えるような形で、自社の強みを表現する事が重要です。今回は、この金型加工の技術(競争優位性)を球体のアイス精製器に見える化し、製造業の一部のユーザーにしか理解して貰えなかった強みを、お茶の間の主婦にもその技術力がわかる(または凄いと思う)製品でリーチした事がナチュラルリンクを獲得した要因だと言えるでしょう。弊社の海外SEOチーム内では、このテクを【ターゲットのスライド】と呼んでいます。
このあたりは、WEB IN THE MORNINGさんのナチュラルリンクを得る第一歩 コンテンツ作り方も参考になると思われます。既にバイラルしてくれるファンがいてくれない場合は、良いコンテンツを作っても広まらないんですよね。であれば、ファンを作る為にユーザーへの歩み寄りが必要になりますね。
2.強みを見える化する商品を開発したら、動画で訴求!
ターゲットユーザーに好まれる製品でUSPの見える化に成功したら、今度は、それをターゲットユーザーに伝えていかなければなりません。こういった商品の強みを分かり易く表現する方法は、動画が最も最適だと言えるでしょう。
下記の動画をご覧ください。氷を特殊な技術で製造した金型に入れると、わずか数秒で円形の氷が出来上がります!
まあ、文章で書くより、動画で見てもらった方が説明が早いですからね。
瞬時に、特色を理解してもらい、それを共有できるようにしておく事がバイラルを引き起こすコツの一つです。Youtubeは、動画の掲載、共有共に可能なバイラルには欠かせないツールだと言えます。
3.使用用途、事例を紹介しターゲットオーディエンスに価値を感じてもらう!
今回のサイトの紹介のされ方を見ると、面白い事がわかります。それはエンドユーザーが面白い!と共有しているのではなく、多くのメディアがこの製品を介している点です。あるサイトではユニークな調理器具特集のページで紹介、また別のサイトでは面白いギフト特集ページで紹介しています。ここから言える事は、エンドユーザーにただ製品の用途を説明するだけでなく、そこから考えられる可能性をイメージさせる事が重要です。プレゼントや、ギフトにもなる製品であれば、「こんな風にプレゼントしたら面白いかも!」のように製品の特徴だけでなく、そこからユーザーが得られる価値まで感じてもらえるような訴求が出来ると良いでしょう。エンドユーザーに対し面白い情報を提供したがっているメディアにも取り上げられる可能性が高いと言う事です。製品開発をする際にエンドユーザーだけでなく、メディアでどのように取り上げられたら面白いかも考えて、用途を訴求すると更に良いかもしれません。
まとめ:
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参考:
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