コラム
Column
こんにちは。加瀬です。
今回は、改めて「ターゲット市場」ということについて触れたいと思います。というのもどうしても「海外向け」「アジア向け」などひとくくりにして考えてしまい、明確なターゲット像を踏まえずに、海外展開を考えてしまうクライアント様がいらっしゃることがあります。
海外向け案件の場合、1ヵ国だけをターゲットとすることは少なく、ほとんどの場合複数の国をターゲットとしてプロモーションを展開しています。
その中でも特にアジアをターゲットとするニーズが高いのですが、アジアも中国、韓国、台湾、タイ、シンガポール等複数の国にまたがるため、『アジア』とひとくくりにしても市場別の違いが多数あります。
日本国内向けは日本人だけがターゲットとなりますが、海外向けは様々な国の人を対象とするため、環境やニーズの違いがあることを理解しておく必要があります。
中国では百度、韓国ではNAVERという検索エンジンのシェアが高く、台湾ではYahoo!、シンガポールではGoogleと、国ごとに利用されている検索エンジンは異なります。そのため、SEOやSEMを行うにしても、それぞれの対応策が必要となり、全てに対応するにはコストや手間が非常にかかってしまいます。
中国ではfacebookやTwitterへのアクセス制限があり見ることができません。そのため、中国独自のソーシャルメディアがあり、人人網(中国版facebook)や微博(中国版Twitter)などがその例です。韓国ではCyworldという日本のmixiのようなSNSが人気ですが、Twitterやfacebookユーザーも増加しています。台湾やシンガポールではfacebookユーザーが現在は最も多いです。
近年はソーシャルメディアを活用し、ユーザーとのコミュニケーションを活性化させるケースが増えているため、ターゲット市場別で利用するメディアやツールを使い分ける必要があります。
これはお客様の提供するサービスなどにもよりますが、一つ具体例を挙げます。例えば、ある日本語学校のクライアントの場合、外国人の申込みを得るには大きく2つの方法があります。1つはウェブや電話での直接申込み。もう1つは留学エージェントを通しての申込み。この場合留学エージェントの影響力が国によって大きく異なります。韓国では留学エージェントの影響力が大きく、インターネットで情報収集したとしても、最終的には留学エージェントに話をして申し込みという流れになります。一方東南アジアの国々では留学エージェントがあまりない国も多く、そうするとウェブからの申込みの期待があります。
このように、国によってウェブの役割が異なり、認知度を上げるためのものか、申込まで誘導するのかという違いが出てきます。
以上のように国の違いはプロモーションや訴求すべき内容の違いにもつながり、同じ方法が通用するとは限りません。そこが海外向けの難しいところであるとも言えます。
国別の違いを理解し、ターゲットとする国やエリアを見定めることは重要です。
以下のようなツールを活用して、まずは市場を知るということから始めるとよいでしょう。
http://www.s-bokan.com/blog/multilingual_websites/global_web_marketing.html
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