海外マーケティングブログ

ユーザー視点のコンテンツ設計 3つのポイント

執筆者

加瀬雅彦

加瀬雅彦/Kase Masahiko

プロフィール詳細

COO/運用型広告チームマネージャー
海外Webマーケティング事業に10年以上身を置き、2014年8月に代表徳田と共に世界へボカン株式会社を設立、取締役に就任。
英語Google広告運用、ソーシャルメディア広告、アクセスログ解析、英語サイト改善など、数多くのプロジェクトに携わる。

こんにちは、Webディレクターの加瀬です。
外国語サイトを作成する時のコンテンツの考え方を整理していきたいと思います。
基本的に外国語サイトを作る場合でも重要なのは、ユーザー視点でサイトを設計することです。ユーザー視点で考えることにより、どのようなコンテンツが求められ、ウェブサイトとしてあるべき姿が浮かび上がってきます。

①ユーザー行動を考える

まずはターゲットとするユーザーがどのような動きをするのかを考えていきましょう。
コンセプトダイアグラムという手法がありますが、Webサイトのコンセプト(存在意義やゴール)を図解する方法で、サイトを利用するユーザーを思い浮かべ、そのユーザーがゴール(商品購入等)を達成するまでの全体像を表すものです。ユーザーの動きを図式化することで、どのような情報が必要とされるのか、次にどのようなアクションを取ることが想定されるかが見えてきます。そうすると、必然的にゴールに導くまでに必要なコンテンツが見えてきます。

②アンケートを実施する

次にすでにお客様との接点がある場合には、アンケートをとりましょう。
やはりお客様の生の声に勝るものはありません。お客様と接していても、直接言えることと言えないこととあるので、アンケートを取ることで、より具体的な強み・弱みを知ることができます。
また、予算があるようであれば、Webアンケートなどを実施してターゲットがどのようなニーズを持っているのかをリサーチするとよいと思います。
以前行なったホテルに関するWebアンケートで、「日本のホテルの部屋が小さい」という意見が複数ありました。やはり物価の違いにより、価格と部屋の広さの認識が異なるということが、このような意見につながっていると言えます。ホームページ上でもう少し部屋の写真を増やしたり、間取り図を入れるなどの工夫をすることで、このような認識を防ぐことができるかもしれません。

③競合サイトを見る

競合サイトを見ることで、何が足りないか、どのようなコンテンツがあればよいのかということを客観的に捉えることができます。また、競合サイトが訴求するポイントに対し、自社でどのような訴求をすべきかなどを考えていくための素材の一つになります。
外国語サイトで注意すべきことは、ユーザーが外国人であるため、例えば以下のような違いがあります。
・日本で通用する名前が通じない(海外では認知度がない)
・日本の地理を知らない(東京、大阪レベルの認知)
・日本に対するイメージ、ニーズが国によって異なる
・(訪日旅行者は別として)日本だけに興味があるわけではない
日本語サイトをそのまま外国語サイトにするのは良くないという話がありますが、しっかりとターゲットユーザーを捉えて考えていくと、必要なコンテンツや情報のレベルの違いが見えてきます。
まずはベースとなる情報をまとめさせていただきましたが、上記のような観点でサイトを考えていく必要あります。

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