海外マーケティングブログ
海外向けWebマーケティングよくある誤解
- 2012.09.22
- 越境EC
ジャパンプロモーターの村山です。
本日は海外向けwebマーケティングのよくある間違いをお伝えします。
最近よく次のような問合せがあります。
・英語、中国語、韓国語などでそれぞれSEO対策がやりたいので、見積りが欲しい
こんな時、我々はそのまま見積りは出しません。
全く意味がないので・・・
こういった問合せの場合、SEO対策をやること自体が目的となっており、肝心の目的や目標、そして、それを達成するための手段が検討されていないケースがほとんどです。
日本でSEO対策で効果が出た、
海外でもSEOはまずやりたい。
基本的に多言語展開し、各言語で対策すればいいか、
のような思考回路になっています。
我々が推奨しているのは、まずは戦略をしっかり考えること。海外向けの場合、市場が多岐にわたるので、満遍なくプロモーションを行っても、効果的ではありません。
どの市場に注力するか?また、その市場で有効なウェブプロモーション手法は何か?を検討する必要があります。
特に、中国と韓国については現地の検索エンジンが圧倒的なシェアを獲得しているため、なおさらです。
たとえば、韓国を例に取ると、韓国No.1のNaverの検索エンジンの検索結果ページでは、自然検索結果が表示される箇所は非常に割合が少なく、リスティング広告、ブログ、写真など様々なタイプの検索結果が一つのページに表示されます。
そのような中でSEOに注力して、どれだけ効果があるでしょうか?
韓国のサイトを見て頂くと分かるのですが、FLASHなど、ビィジュアルにこったサイトを構築しているケースが多く、SEOを考慮した作り込みになっていません。それよりも、リスティング広告やソーシャルメディアを活用したプロモーションが主流となっているのが現状です。
こういった現地の状況を踏まえ、プロモーション手法を検討していくことが成果を出していくために重要なポイントになります。
日本と全く同じように海外マーケティングもやればいいという発想を改め、しっかりと取り組んでいって頂きたいと思います。
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