海外マーケティングブログ
アナログで勝つ
- 2012.09.19
- 越境EC
ジャパンプロモーターの村山です。海外webマーケティングをやっている我々が
言うのも何ですが、ビジネスでネット化が進む中、アナログな部分で勝負が着くケースが
これまで以上に多くなっていると日々感じています。
たとえば、
我々のお客様でも、ネットのアクセスは非常に多く、品揃えも豊富で、それらの点は
外から見ると強みに見えるのですが、実は本当の強みは別にあったりします。
このお客様は問合せが入ってからのアナログなオペレーションが圧倒的に強く、
そこが他社との差別化となり、大きな売上を上げています。
具体的には、オペレーションのスピード、そして、質が他社から抜きんでているため、
問合せを成約に変えることが効率的に出来ているのです。これは、なかなか外から
見えない点ですが、こういったアナログなサービスの面で、差がついていることが多々あります。
他の例でいうと、「ぐるなび」もそうです。一見ネットの会社に見えますが、
実は営業会社です。圧倒的な営業ネットワークを全国に敷き、日々、契約している
店舗に回り、ご用聞きのような形で様々な声を吸い上げ、サポートしています。
そのようなアナログな繋がりこそが、圧倒的な強さを生んでいるのです。
もう一つの事例です。弊社で、やまとごころJPというメディアを運営しています。
2年前まではイベントなどは行わず、ネットだけで情報発信をしていました。
当時、メルマガも出していましたが、反応もあまりよくありませんでした。
その後、セミナーやフォーラムなどのイベントを開催するようになってから、
メルマガの反応が格段よくなりました。感想をくれる方も増えました。
これは、セミナー等を通じて、我々の人となりやこの事業にかける思いなどを
感じて頂き、人間関係が構築できたことが大きな理由だと思います。
また、アナログな面が強いのは、なかなか置き換えにくいという点です。
そもそもアナログなサービスや接点を強化するにはお金と時間がかかります。
そのため、競合他社もなかなか参画してきません。そういった意味でもアナログを
磨いていくことはしんどい分、成果も継続的に続く非常に重要な取り組みであると考えています。
日本人は元来、アナログなサービスが得意だと思います。きめ細かさ、おもてなしの心、
そういったものも盛り込み、海外向けビジネスの構築をしていってもらいたいと思います。
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