海外マーケティングブログ
海外Webサイトエントリフォームのデザインパターン
- 2013.02.06
- 海外市場調査・分析
こんにちは、Webデザイナーのベニーです。
今回は海外サイトのエントリフォームについて共有したいと思います。
コンバージョン率を上げる為にサイト内の改善、コンテンツ作成など様々な対策を行わなければなりません。
その中でもっとも影響あるのがエントリーフォームです。例えば会員登録ページにあるフォーム、ECサイトのチェックアウトページにあるフォーム等、沢山の入力フォームが存在します。そういったエントリーフォームがどれほど見やすいか、分かりやすいかによってユーザーがコンバージョンするかどうかが変わってきます。
それでは海外向けのWebサイトの場合はどういったエントリフォームが良いと言われているのかご存知でしょうか?
Smashing Magazineの100の海外Webサイトエントリフォームを調査してまとめた結果を基に共有したいと思います。
1. フォームの位置
1.1 会員登録へのリンクのラベル

最も多かったのが“Sign up” (40%)で、その次は “Join” (18%), “Register” (18%) “Create account” (17%)でした。
1.2 会員登録へのリンクの位置
会員登録リンクを出来るだけ見つけやすく、目立つようにすることは重要です。
では会員登録リンク・ボタンはどこにあるのが良いでしょうか?
- 調査したサイトの59%が会員登録リンクをヘッダーに置いていました。
それの79%がヘッダーの右上の部分に置いています。 - 21%がトップページの目立つところ(リンクまたはフォーム自体)
- 9%がログインリンクをクリックした後のページ
2. フォームのデザイン
2.1 フォームのレイアウトはシンプルですか?

会員登録リンクを押して来たユーザーは、会員になる為に来たのでそのページに不要なバナー広告などの気を散らす要素が無いように出来ているか?が重要です。61%のサイトがシンプルなレイアウトを使っています。
2.2 会員登録する際にヘルプ、メリット、などの参考情報を入れていますか?
- 41%が会員登録のメリットを表示しています
- 28%はフォームのみ
- 11%は登録の際に掛かる時間を表示
- 6%のサイトが注意、ヒントなどを提供
2.3 1ページか複数のページか?
調査したサイトの93%がフォームを1ページでまとめていますが、
入力項目が多い場合はフォームをいくつかのページに分けて見せる場合もあります。
2.4 項目名を太文字にしていますか?
62%が項目名を太文字にしています。項目名をもっと目立たせる為に色を使っていたのが20%、特に強調していないものが18%でした。

2.5 項目名の左にそれとも右に揃えていますか?
- 41%が右に揃えている
- 30%が空欄の上
- 29%左に揃えている
2.6 必須項目の数はいくつですか?
54%が5つまで、34%が6-8までの必須項目を利用しています。

2.7 項目は縦、横どちらに並んでいますか?
85%のサイトが項目を縦立てに並んでいます。
それ以外にもこんな事例がありました:
- 9%のサイトがプログレス表示をしています。今どの段階にいるか、後どういうステップが残っているかを分かるようにしています。
- 69%のサイトが白いスペースを使って項目を分けています。
- 78%のサイトが必須項目を*(アスタリスク)やハイライトなど利用していませんでした。
海外向けのサイトのエントリフォームの最適化をする際にこの調査の結果を参考にして頂ければ嬉しいです。
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