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海外向けリスティング広告事例 「え!?こんなキーワードからコンバージョンするの??」

こんにちは、海外向けリスティング広告を担当させていただいております久保です。

先日、海外向けリスティング広告事例 「え!?こんなサイトからコンバージョンするの??」という記事を書かせていただきましたがその続編です。

前回はディスプレイネットワークについて話をしましたが、今回はリスティング広告の王道でもある検索キーワードについての事例のご紹介となります。

 

まず、今回の事例は、
コンバージョンポイントをWebサイトからのお問い合わせとしており、
BtoCの海外の個人客に対し日本の製品を販売するビジネスの案件で発生しました。
お客様との関係でこれ以上情報は出せないのですが、月に数100件以上のお問い合わせを海外から獲得している業種となります。
そうですね、日本の機械を販売している会社さんと仮定して話を進めましょう。

コンバージョンしたキーワードとは?

弊社でリスティング広告を運用させていただいており、サイトへの検索クエリ(入稿しているキーワードではなく、ユーザーが検索している実際のキーワード)をチェックしていたところ、下記のキーワードからコンバージョンを獲得していました。
「newyorkmachineship mits mixer」
※キーワードは内容を損なわない程度に改編してあります。
 (単語は変えてありますが、半角スペースは忠実に再現してあります)
newyork machine ship mits mixer
上記のようにスペースを空けると何となく意味が分かります。
「ニューヨークにmixerを郵送してほしい」
というキーワードインテント(キーワードに込められたユーザーの意図)が読み取れます。
※ニューヨークも実際のターゲット国ではありません。あしからず。
実際にこの検索クエリでコンバージョンを獲得していたのですが、もう1つ驚いたのがコンバージョンだけではありません。
keyword1
上の図をご覧いただくと、
・表示回数:17(17回も検索されてるのか!?)
・クリックスルーコンバージョン:4(そして4件もコンバージョンしてる!)
・クリックスルーコンバージョン率:44.44%(コンバージョン率高い!)
・費用/クリックスルーコンバージョン:44円(獲得単価安い!!)

とパフォーマンスがとても良い検索クエリでした。
海外のユーザーはよく私たちが検討もつかないキーワードで検索してサイトに訪れます。
そして、そのようなキーワードは文法が崩れてたり文章の並び順がごちゃごちゃだったりで、たいてい1回だけ検索されて終わるのが通常です。
ですが、今回のケースは17回も検索されています。
そして、全ての指標において高いパフォーマンスを挙げているためすぐに
「よし、今後も検索される可能性がある。新たなキーワードとして追加しよう!」
と思い、追加しようとしましたが、一度立ち止まりクライアント様に確認してみました。
私:
「newyorkmachineship mits mixerというキーワードでユーザーが訪れてコンバージョンしています。恐らくニューヨークにmixerを郵送してほしいお客様かと思います。検索回数も1回だけではないですし、今後のためにキーワードとして追加しておこうと思いますが問題ないですよね?」
クライアント様:
「あー、ニューヨークね、ニューヨークに関するお問い合わせは見込み度が全く無いんですよ。問い合わせ来ても営業工数の無駄になるだけなので入れないでほしいです。」
確認してよかったです。
早速、追加ではなく逆に「new york」というエリアが付く場合には広告が表示されないように除外設定をする対応をさせていただきました。

今回の件は結果として、上記のキーワードからのコンバージョンが無くなったことにより全体の、
クリックスルーコンバージョンは減り、
クリックスルーコンバージョン率は下がり、
費用/クリックスルーコンバージョンは上がってしまいましたが、
結果としてクライアント様の営業工数削減には貢献できたと思います。
管理画面の数値ばかり見ていては今回の策を行うことができなかったので、クライアント様とのコミュニケーションは大事だと痛感しました。。

以上、変わったキーワードからコンバージョンした海外事例でした。
また、新たな事例がありましたら共有させていただきます。
最後に、余談ですが、
今回のキーワードである「newyorkmachineship mits mixer」ですが、
「日本のGoogleで」検索すると、自然検索の結果もリスティング広告も全く表示されません。
※実際のキーワードでの話です。「newyorkmachineship mits mixer」で検索すると結果は表示されます。
ですが、「海外なので」Googleのプレビューツールで確認してみました。
そうすると、
keyword2
現地ではリスティング広告は出ておりました。
自然検索の結果は無いため、今回コンバージョンしたユーザーは毎回必ずリスティング広告をクリックしてサイトに訪れてたということになります。
(検索した後のリンク先がリスティング広告のみというのであれば高いクリック率も頷けますね・・)

今回の記事が参考になりましたら共有して頂ければ幸いです!また、ご意見、ご感想がございましたらコメント欄にご記入頂ければと思います。

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投稿者: Kubo Yohei
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