海外マーケティングブログ
初心者が陥りがちな英語PPC広告の罠
- 2013.05.15
- 海外リスティング広告
【これから英語でPPC広告を始める方向け ~所要時間5分~】
海外でPPC広告(リスティング広告)を出稿すると、同じキーワードであっても国によって連想するイメージが大きく異なる事があります。 日本語でも都道府県によって、そのキーワードから連想されるイメージであったり、ユーザーの検索意図が異なる事もあるかもしれませんが、大陸をまたいで使用される英語となるとその傾向が顕著に表れます。
英語リスティング広告サービス詳細については、こちらをご参照ください。
それは、その国の法規制であったり商習慣、発展レベルによって、ユーザーがイメージするモノが異なるからです。その国の事を知らないと商品やサービスを販売しようとしてもユーザーに的外れな訴求をしてしまい、あなたの広告文が刺さらない事があるので注意が必要です。
PPC広告の効果を左右する4大要素
1.キーワード
2.広告文
3.ランディングページ
4.CTA(問合せ・購入等のアクションに繋がる)ボタン
の組み合わせを国毎に最適化し、 効果を最大化していく必要があります。
例えば、ケニア人とザンビア人が中古のカローラを探しているとします。
ここで、あなたが英語だから広告文は国毎に分けなくても良いかなと予算配分だけ変えて、国をまたいで下記のようなPPC広告を出稿すると、CTR(クリック率) は高いがCVR(コンバージョン率)が低くなってしまう可能性があります。初心者が陥りがちな英語PPCの罠ですね。
(例は記事内での分かり易さを重視し、日本語で記載して頂いておりますが、実際は英語で出稿しております。)
成果の出ない組み合わせ
1.キーワード
中古カローラ
2.広告文
中古カローラ大特価 TOYOTAカローラが円安大特価
3.飛び先
中古カローラ車両一覧ページ
4.CTA(問合せ・購入等のアクションに繋がる)ボタン
CTRが高いのにCVRが低いという事は,、予算ばかり消化して問い合わせに繋がらない金食い虫というレッテルがキーワード : 中古カローラに貼られてしまうかもしれません。
また、大特価や格安等、一義的でない(ユーザーによって連想するイメージが異なる) 広告文は無駄なクリックを誘発してしまいます。 このように、国毎にユーザーの求めてるものを理解し、広告文、飛び先を用意する事で不必要なクリックを防ぐ事が出来る為、CVRを上げる事が可能になります。改善案の一つとして、下記のように広告文を変えてみて、用意し、テストを実施致します。
国別の配慮 ケニアは年式規制があるから、 カローラと検索していても2008年以降の船賃込み5000ドル台のカローラを探しているユーザーが多いみたいだ… 逆にザンビアはユーザーが低価格(船賃込み2000ドル台)のカローラを探しているみたいだな…
成果が出るかもしれない組み合わせ
1.キーワード:
中古カローラ
2.広告文
ケニア版 人気のカローラが今なら 船賃込み5000ドルで あなたの元へお届け
ザンビア版 人気のカローラが今なら 船賃込み2500ドルで あなたの元へお届け
とユーザーがその車にイメージする価格帯をヒアリングし、訴求内容に入れ込んだり、そこから更に500ドル下げた最安値の価格2000ドル〜等の安さ訴求や、月に何百台輸出しています等の実践訴求等、一つのキーワードでも数種類の訴求パターンでテストを実施し、検証、改善を実施致します。
日本語では、当たり前の事でも、英語でPPCを回すとなると疎かになりがちな方が多いですね。
全体像を把握した上で、どういった訴求内容、キーワードが多くのレスポンスを獲得していけるか検証していく事で、ほぼ確実に問い合わせ率までを改善する事が可能です。 勿論、中古車輸出業だけでなく他のサービス、業種でも同じ事が言えます。
中古車サイト英語PPC広告実績
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上記の実績はあくまで問い合わせCVRまでのデータです。ここから更に、成約率まで追って、費用対効果を上げていきます!
これから英語PPC広告を始める方のお役に立ちましたら幸いです。
英語リスティング広告サービス詳細についてはこちらから
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