コラム
Column
今回の内容は、コンテンツSEOとリスティング広告のリマーケティング機能の活用事例についてです。英語サイトでSEO、またはリスティングをやられている方、これからやるかもしれない方向けの内容になります。
SEOとリスティングは競合するものではなく、双方から得られる情報をそれぞれの施策に活用する事で目的、目標の達成スピードを各段に伸ばす事が可能になります。その為、どちらかをやるのではなく、成功する為には、両方やるべきだと考えています。
ちなみに今日の記事は、後の方の内容が面白くなってくるのでお急ぎの方は、第二章から読んでください。本件の自然検索で訪れたユーザーへのリマーケティング活用法について書いております。
私たちが、海外向けにSEOを実施する際には、まず売れるキーワードをリスティング広告で見つけてから、SEOをするようにしています。というのも、どのキーワードがコンバージョン(お問い合わせ・会員登録・成約)に結び付くかわからないのに、特定のキーワードでSEOを行うのがリスクだと考えているからです。(キーワードマーケティングの王道ですね。)
リスティング広告のデータをSEOに役立てる場合、リスティング広告で得たコンバージョンしたキーワードデータを元に、
①どういったキーワードでSEOをすべきか
②どういったコンテンツを用意し、ロングテールワードでユーザーを獲得していくか
③どういった優先順位でSEOをしていくべきか?
等の意思決定の参考にしています。
キーワードプランナーの検索ボリュームだけを頼りに、SEOを実施するよりも、はるかに精度の高い施策が出来ますね。
上記の施策がリスティングデータをSEOに役立てる方法だとしたら、その逆はどうでしょうか?
我々は、コンテンツSEOで構築したブログコンテンツとリスティング広告のリマーケティング機能を活用し、ユーザーの興味関心に合わせた広告の表示をさせる事で、クライアントのサイトのコンバージョン数(お問い合わせ・会員登録・成約数)を伸ばしております。
具体的にどういう事かと言いますと・・・
Amazonのような複数のジャンルの商品を扱ったECサイトを運営しているとします。そこには、ももいろクローバーZのCDからロレックスの時計まで幅広い商品が有り、様々なニーズを持ったユーザーが訪れるとします。
この時、「ももクロCD」や、「ロレックス デイトナ」等のキーワードを入札してもCVは獲得する事は出来るのですが、複数の企業が入札しているキーワードの為、クリック単価が高騰してしまっており、費用対効果が低い広告になってしまいました。
そこで、コンテンツSEOを活用し、マニアックな、ももクロやロレックスに関する記事を執筆し、関連キーワードで集客する事に成功しました。しかし、先日のコンテンツとセリングを使い分け、最適な経路で集客できていますか?で共有させて頂いたように、コンテンツを欲しているユーザーとセリングを欲しているユーザーは異なります。その為、記事を読んだユーザーは直接購入には結び付かない事が多かったです。
何故、コンテンツを読んだユーザーが購入に結び付かなかったかというと、コンテンツが商品を売るための内容ではなく、彼らの娯楽や教養の為に用意されたものだったからです。その為、以下の図のようにリスティング広告のリマーケティング機能を活用し、ユーザーの興味関心に応じて改めてセリングページ(LP)に誘導したところ、多くのユーザーが商品を購入してくれました。(なんだホントは欲しかったんじゃん。)
ページ毎にフラグを立てて、ユーザーの興味関心のあるジャンルに合わせてセリングページへ誘導するのがミソです! ももクロのコンテンツページへ訪れたユーザーには、ももクロのリマーケバナーで、ももクロLPを活用し、ロレックスのうんちくページへ訪れたユーザーには、ロレックスのリマーケバナーを活用し、ロレックスのLPへ誘導致しました。ロレックス探している人に、ももクロのCDは売れないですからね。
1.コンテンツSEOで獲得したユーザーに、AdWordsのリマーケティング機能で再アプローチする事で、商品購入に結び付けることが出来る(かも)。
2.ユーザーが訪れたページ毎にフラグを立てて、リマーケティングで誘導するページを変える事で、ユーザーの興味関心に沿ったページへ誘導する事が出来る。
同じユーザーでもコンテンツを欲している時と、セリングを欲している時が有るという事ですね。その為、ユーザーがどういった心理の時なのかによって提供すべきコンテンツが異なります。ブログやFacebook等、あんまり売り込まれたくない心理状況にあるプラットフォーム上にいるときは、コンテンツを提供する。ユーザーが購入する意思を持った時には、セリングを提供する等、分けられるとベストですね。
上記のような施策を英語でインドネシアやアメリカ、シンガポール、アフリカ諸国等、複数の国にまたがって実施させて頂いております。国によって、興味関心のある商材が異なったりするので、どの国のユーザーを獲得していくかによってコンテンツを分けたりもしています。
執筆者:徳田
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