コラム
Column
ホテルや旅館、Wifiレンタル等のインバウンド(訪日外国人)ビジネスに関わるWEBマーケティングを行っていると、日本にいる外国人と海外にいる外国人では、検索キーワードや検索意図が違うという傾向に気づきます。
この違いを利用してターゲットユーザーのフェーズに応じてどのような訴求が響くのかを日々テストを行い、改良していく事で同じ国籍のユーザーにも異なる訴求やランディングページへの誘導を行っています。
それではそれぞれのユーザーにどのような訴求をすれば響くのでしょうか?事例を見てみましょう。
例えば、以前、コラムで紹介した外国人向けポケットWifiのレンタルの事例で、海外から検索している外国人と日本から検索している外国人ではこのような違いが有ります。
海外にいる外国人は、ポケットWifiという言葉を知らない事が多く、
【Japan free wifi】
【internet access in japan】
【Free wifi spot in Japan】
というような検索キーワードで検索しております。
この時のユーザーは、
『日本のインターネット環境はどんな状態なのだろ?』
『無料のWifiとかは日本にはあるのかな?』
というような情報収集フェーズである事が予想されます。
海外から情報収集を行っている段階の為、冷静にどういった企業が存在し、どこが一番お得かを考える余裕が有ります。
このフェーズのユーザーには、
でクロージングまで持っていきます。
何のリサーチも無い状態で日本に訪れて、インターネット環境が無い事が気付くユーザーは、海外にいるユーザーと少し違います。
『あれ~インターネット繋がらないじゃん!TwitterでTokyoなうとか言えないじゃん!』とかなり焦っています。
また、ようやくここに来て、ポケットWifiというものがあるとようやく知る事になります。
その為、
【japan pocket wifi】
【wifi pocket japan】
等の検索が増えてきます。
また、先ほど海外にいる外国人が検索していたキーワードの
【Japan free wifi】
【internet access in japan】
【Free wifi spot in Japan】
も検索されますが、若干、緊急性が異なるため、彼らには訴求内容が異なるランディングページへ遷移をさせます。
実際に、 CTRを比べてい見ると・・・
アメリカで同じキーワードで検索しているユーザーよりも、日本で検索しているユーザーの方がCTRが高く、同じプレミアムポジションの上位に掲載していた時に、すぐにクリックしているような傾向にあると思われます。
また、コンバージョン率もCTR程では無いものの、海外にいる外国人と日本にいる外国人では開きが有りました。ここから、日本に来ている外国人の見込み度というのは、海外にいる時と比べ、比較的高いものだと想像できます。
ポケットWifiのレンタルの他にも、訪日外国人向けのビジネスは複数あります。また、、日本語学校のような教育案件は、日本で探しているユーザーも更にエリアを絞らないと成約CVRが低い。シェアハウスやアパート等の不動産案件では、日本に住んでいるユーザーと海外に住んでいるユーザーでは、更に見込み度が上がる等、業種によって傾向や成約を伸ばしていく為の戦略が異なります。
このような業種ごとのユーザーの傾向を把握し、ユーザーが何処にいるのかという部分から、何を考えているのかを想像し、訴求内容やランディングページに変化をもたせることで、より多くのレスポンスをユーザーが獲得する事が出来ています。
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