海外マーケティングブログ

海外向けリスティング広告を通してわかる8つのこと

執筆者

加瀬雅彦

加瀬雅彦/Kase Masahiko

プロフィール詳細

COO/運用型広告チームマネージャー
海外Webマーケティング事業に10年以上身を置き、2014年8月に代表徳田と共に世界へボカン株式会社を設立、取締役に就任。
英語Google広告運用、ソーシャルメディア広告、アクセスログ解析、英語サイト改善など、数多くのプロジェクトに携わる。

リスティング広告を通してわかること

リスティング広告は集客のための施策として捉えられがちですが、実はリスティング広告を行うことで、様々な情報を得ることができます。どれだけアクセスが集められたか、どれだけコンバージョンを獲得できたか、どれだけ売上に貢献したか、というデータだけを見るのではなく、リスティング広告を活用して様々なデータを集めることで、次の打ち手につなげることができます。

1. 検索ニーズがわかる

検索クエリ(ユーザーが検索の際に入力する単語・フレーズ)を見ることができるので、実際にどういったキーワードが検索されていてその検索ボリュームを知ることができます。特に海外の場合、1キーワードあたりの検索ボリュームが少なかったり、キーワードプランナーでデータが表示されない事が多くあります。

2. 売れる(コンバージョン)キーワードがわかる

前述のように海外向けの案件の場合、検索ボリュームが少ないことが多々あります。その為、SEOをやるにしても、どのキーワードがCVに繋がるキーワードなのか、どういった情報をユーザーが求めているかを把握しているか否かで、コンテンツ作りに大きく影響致します。

3. 国毎のパフォーマンスが分かる

ニーズが顕在化した層が多いのか、まだまだ潜在的な割合が多いのか等、国毎に市場の成熟度がわかり、どの国を強化すべきかわかります。

4. 国毎の競合と自社の認知度の違いを把握できる

これはブランドワードなど指名検索のキーワードで出すことで、自社の検索数を知ることができます。また、クライアントが希望すればの話ですが…自社と競合の認知度の指標にする事も可能です。

5. ディスプレイ広告で関連のあるサイトが見つかる

ディスプレイネットワークでキーワードや興味などで出稿することで関連性の高いサイトを見つけ出し、パフォーマンスが高ければ、直接広告枠を買い付けたり、記事広告などの出稿ができます。

6. 受け皿のページやサイトが正しく機能しているかわかる

トラフィックを増やしアクセスデータが蓄積されることで、実際に意図したとおりにページやサイトが機能しているかどうかを検証することができます。

7. どういった訴求が響くかがわかる

訴求の異なる広告文のA/Bテストを行う事によってどういった訴求が響くかがわかります。また、広告訴求により、欲しいお客様を引き寄せる、欲しくないユーザーを弾く事の両方が出来ます。

8. 必要なコンテンツがわかる

今、CVに繋がっていないキーワードでも滞在時間や回遊率等を指標にどういったコンテンツを用意すればCV(レスポンス)を増加させることが出来るか推測する事が可能です。

<まとめ>
ただ、広告を出稿するのではなく意図を持って集客施策を行う事で見える事が多々あり、それが今後の戦略を考える上での大事な情報となります。勿論、これは日本語の運用でも応用できるので運用を行う際の参考にして頂けますと幸いです。

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