海外マーケティングブログ
英語リスティング広告の "やっちまった!" 4つの失敗事例
- 2014.12.01
- 海外リスティング広告
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リスティング広告を運用している上で、失敗したな~ということってありませんか?
今回はリスティング広告を運用していて失敗してしまったことや、設定のちょっとした落とし穴などをご紹介いたします。 この失敗例を見て、ぜひご自身の運用アカウントも見直して見てください。
1. ディスプレイネットワークで変なところに出てしまい無駄に予算を消化
ディスプレイネットワークは広く潜在層にアプローチができる便利な広告ですが、時に想定外の場所に掲載されてしまうケースが多々あります。
スマホアプリを使っているとアドワーズ広告枠を見かけることが多いと思いますが、ディスプレイネットワークで特に除外設定をしていないと大体アプリに掲載されます。
モバイルアプリの除外設定方法 プレースメントの除外で以下のドメインを設定いただくと一括除外ができます。
adsenseformobileapps.com
パークドメインとはWebサイトを公開していない状態のドメインで待機状態になっているドメインです。
パークドメインの除外設定方法 サイトカテゴリオプションから除外設定が可能です。
2. 変なキーワードで広告が出てしまい直帰率90%以上、予算も無駄に消化
検索ネットワークでキーワード設定をする際に、様々なマッチタイプの設定がありますが、最初は「部分一致」での運用が多いと思います。 ※キーワードのマッチタイプとは(参照:AdWordsヘルプ)
部分一致のいいところは広くキーワードを拾っていけるので、関連性のある語句など想定外のキーワードにも表示してくれます。
しかし、こんな失敗事例もあります。
3. リマーケティングの設定ミスでリマーケティング発動せず
リマーケティング機能は多くのアカウントで使用されていると思いますが、設定箇所を一つ誤るとリマーケティングが発動しない場合があります。 ターゲティング方法のときにラジオボタンで「掲載先の絞り込みと入札単価」「入札単価のみ」という選択個所があるのをご存知でしょうか? ここがデフォルトで「入札単価のみ」が選択されていてそのまま保存をしてしまうと広告がリマーケティングが発動しません。
「掲載先の絞り込みと入札単価」にある説明を見てみると「追加した掲載対象に基づいて広告を表示する場合はこのオプションを選択します。」ということを書いており、つまりリマーケティングリストを追加した場合はこちらの「掲載先の絞り込みと入札単価」を選択しないと発動しないようになっています。
以前、これを知らずに「入札単価のみ」を選択してスタートしたものの、待てど暮せどリマーケティングが動かず、Googleに問い合わせたところ、これが発覚しました。 というかすごくわかりづらくてもっとわかりやすくしておいてほしいですね。
4. アナリティクスコンバージョンでコンバージョンテストしてもデータが取れない
Google AdWordsとGoogle Anayticsを連携しておくと、AnalyticsのデータがAdWordsに反映され、Analyticsベースのリマーケティングリストなども作ることができるので非常に便利です。 また、この連携をしておくとAnalyticsのゴール設定をAdWordsでもコンバージョン設定することができるようになります。
AnalyticsとAdWordsだとコンバージョンの定義が異なるので、Analyticsに統一したほうがわかりやすいと思い、AnalyticsゴールをコンバージョンとしてAdWordsに設定しました。 それでコンバージョンがきちんと反映されるかテストをせねばと思い、クライアントの了承を得て、コンバージョンテストをしたところ、全くコンバージョンが反映されません。 タグの設置も確認できていたので、反映される理由がわからず、しばらく考え再度テストをしてみても駄目でした。 それはそうです。
実はAnalyticsの方で弊社からアクセスデータを反映しないようにIP除外設定をしていたため、弊社からのアクセスは全てシャットダウンされていました。 別のIPを使い無事にコンバージョンを確認することができました。 (ちなみにAnalyticsコンバージョンでは数値が反映されるのに2~3日かかります。)
著:加瀬雅彦
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