コラム
Column
英語で漫画コラムを作る時のステップを大まかに分けると、
という流れになっています。
世間一般でいう漫画家さんは、一人でひたすら執筆作業をしているイメージが強いですが、このステップで分かるように、英語で漫画コンテンツを制作する場合は一人の人間だけでは成しえません。
上記のように各種役割を持ったメンバーが協力し合い英語コンテンツを完成まで導きます。漫画を描いているのは私だけですが、この一つの漫画を作るのに、多くのメンバーが関わっているという事です。
外国人メンバーをコンテンツの制作フローに巻き込むことで、ターゲットユーザーが何を分かっていて、何を分かっていないのかをある程度把握する事が出来ます。
我々にとっては、当たり前の事も、外国人にとってはそうでない事が多いので、何が彼らにとって有益な情報なのか、目新しい事なのかを把握しながらコンテンツを作るようにしています。
上記のステップ踏まえて、英語の漫画コラムが制作されていくステップを図で説明していきましょう。
英語での漫画コンテンツの制作を行って、はじめて気づいた事や知った事があります。
今回は、その中でも特徴的なポイント2つを現在、連載させて頂いている ぐるなび様英語サイトコンテンツの事例を用いて、ご紹介致しましょう。
1つ目は、外国人の視点で面白い漫画コンテンツでないといけないという事です。
何が言いたいかというと、文化的な背景が異なるため、日本人にとっては面白い内容でも、外国人にとってはあまり面白くない、または理解出来ないようなネタも数多くあるという事です。
例えば、「心の声が漏れているジョーク」や「本音と建前が逆に書いてあるジョーク」はあまり外国の方には内容を理解してもらえなかったりします。また、勢いだけのネタよりは少しひねりの利いたものではないといけないようです。
これは外国人メンバーに指摘されて、気づいたポイントなのですが、どんなに気をつけていても日本人だけでは気づくことが出来ない事の為、コンテンツの制作フローに必ず外国人メンバーによるジョークのチェックが入ります。
そして、もう一つは、海外と日本の漫画の形式の違いです。
世間一般的に日本の漫画は、右開きであり右から左へとストーリーが流れていきます。
しかし、外国の漫画はそれが逆となっています。
皆さんはアメリカンコミックを見たことがあるでしょうか?
アメリカンコミックはどれも、左から右へとストーリーが進んでいます。
私はアメコミを読む方ではなかったので、この問題も外国人メンバーに指摘されてはじめて、その事実を知りました。
漫画やインフォグラフィック等のビジュアルを使用したコンテンツを用いる事で、文化的な背景が異なる外国人にも日本の食文化が理解がし易くなります。
制作には多くのフローや配慮が必要ですが、ユーザーの記憶に残り易く、ソーシャルでシェアされたり、参照リンクを獲得する事も可能です。
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