コラム
Column
先日、お打合せをしていた際に、ふとお客様がこんな事をおっしゃっていました。
「競合サイトを見ているとイライラしてきて、いつのまにか荒探しをしてしまって、素直に見ることが出来ないんだよね。」
お客様のおっしゃる事はよくわかり、私自身も同じような気持ちになった経験があります。
この記事をご覧の方の中にも、「競合サイトを見てるとイライラ」してしまう人はいるのではないでしょうか?
普段生活をしていて何か不便な事や怒りが発生し、世の中をもっと良くしたい、と思う事がビジネスを立ち上げたり、自分の仕事を決めるきっかけになっている方は少なくありません。
そういった思いが強い方ほど、自社愛が強く、競合サイトを見ているとイライラしてしまいがちです。
こういった「思い」は上手くサイトで伝える事が出来れば、共感を生み、ビジネスを応援してもらえたり、お客様に価値の一つとして感じてもらう事が出来ます。
同じビジネスをしている企業2社のどちらかに依頼するとしたら、そのビジネスに何も思い入れの無い社長の会社に依頼するよりも、思いをもって取り組んでいる社長の会社にお願いしたいですよね。
しかしその反面、思いの伝え方を誤ってしまうとネガティブに伝わってしまう危険性もはらんでいます。
せっかく熱い「思い」があるのであれば、読み手に「共感」してもらえるよう伝えた方が良いですよね。
日本語でも難しい事ですが、ネイティブでない言語(英語)でその思いを伝えようとする時は更に注意が必要です。そこで今回は思いを伝える際の注意点がありについて少し触れたいと思います。
怒りの感情をネガティブに伝えすぎると読み手があなたの事をネガティブにとらえかねません。また、感情が入りすぎてしまうと何を伝えたいのかが分かり辛くなってしまいます。
競合の悪口を言っても、自社のアピールにはなりにくいです。競合を批判すると、逆に既存の顧客がそれを見て、離れてしまう危険性があります。
・誰に伝えるか具体的な人をイメージして書く 誰に伝えるかが明確であれば、伝えるべきこと、伝え方が決まっています。
・相手の知っている事から話す 伝える相手合わせて相手が知っている事から話したり、言葉を選ぶと伝わり易くなります。
・シンプルに伝える 出来るだけシンプルに伝えましょう。まわりくどい言い方はあまりよくありません。
文章で長々と執筆するよりは、下記のような構成を意識すると良いでしょう。
・許し難い事実 or 現状
・どうやって自社がその現状を克服しているのか
・行動につながるような導線
あるCMで競合を名指しで批判する事はせず、許しがたい事実(フリマアプリで手数料取られるのって嫌だよね)だけを述べて、自社のメリットを訴求しているものは見かけたことがあります。
あのCMを見た人の多くが何処をベンチマークして訴求しているかイメージ出来るでしょう。また、手数料に対して不満を持っているユーザーは別のアプリに乗り換えているかもしれませんね。
競合他社にネガティブな感情が湧き出てしまうと自社のコンテンツに関しても同様に客観視がしにくいものです。(感情がこもっていれば仕方ありませんね。)
そういう時は、第三者に何も情報を伝えずに読んでもらい、「思い」が伝わったかどうか客観的に意見を頂く事も重要です。
また、「思い」以外にも自社製品やサービスを利用してもらうメリットを訴求する際も、第三者の意見を貰えると良いです。
訴求しようとしていることは、ホントに自社と競合を比較したときの差別的優位性なのか? 顧客にとってのベネフィットになっているでしょうか?
日本語→英語で翻訳すると、言葉選びが適切でなく「思い」のエッセンスが消えてしまうことがあります。
特に日本人の翻訳者が翻訳して、ネイティブチェックを行っていない場合は正しい単語が使われていない事があります。
また、翻訳者と執筆者のコミュニケーションが不足している場合、「思い」のエッセンスが削がれていくことがあります。
翻訳者に依頼した場合は、バイリンガルの英語ネイティブにチェックを入れてもらい、日本語で伝えようとした思いのエッセンスが保たれているか確認すると良いでしょう。
英語コンテンツ執筆方法については、下記の記事も参考になると思います。 https://www.s-bokan.com/blog/contents-building/how-to-make-english-contents.html
日本人に伝わる事実も文化的な背景が異なる海外の方には伝わらない事が多いです。読み手の文化的背景、リテラシーを考慮して書く事で、よりメッセージが伝わり易くなります。
ポジティブな表現と消費者、閲覧者が行動したくなるような書き方を意識する。
その事実を知っている人なら「共感」を生む事が出来ますが、その事実を知らない人に対しては、教育的要素を含まないとあまり「共感」を生みません。
読み手に納得してもらう為には、主観的な話ではなく、ユーザーに判断軸を与えると伝わり易くなります。
日本語サイトでも読み手に伝わる思いやミッションを伝えることが出来ている企業は少ないでしょう。
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