海外マーケティングブログ
海外戦略で役立つSTP分析編 はじめての海外WEBマーケティング
- 2019.11.23
- 海外市場調査・分析

90秒で分かる! はじめての海外WEBマーケティングでは、
・マーケティングに興味はあるけど何から学べば良いか分からない
・マーケテイングに携わっているけど、広告運用やSEO等、一部の領域に集中しており、上流工程の戦略にあまり関わっていない
といった方の為にマーケティングのフレームワークの説明から海外WEBマーケティングでの活用事例までを90秒の動画でご説明いたします。
前回の3C分析に続き、第2弾ではSTP分析をご説明いたします。このコンテンツがきっかけで1人でも多くの方がマーケティング視点を持ち、少しでも人生を豊かなものにできたら嬉しいです。
STP分析とは?
STP分析とは?
Segmentation(セグメンテーション)
Targeting(ターゲティング)
Positioning(ポジショニング)
の頭文字を取って名付けられた分析手法です。
Segmentation(セグメンテーション)では、市場を細分化し、顧客を同質のグループに分類することを指します。「年齢」「世帯規模」「性別」「職業」「所得」「国」「エリア」などがセグメンテーションの軸となります。海外ですと一つの国の中で首都圏と地方では所得差が大きく、エリアの分類がとても効果的です。
Targeting(ターゲティング)では、細分化したグループの中からどの顧客(市場)を選ぶか決める事です。顧客の姿を具体的にイメージできることが良いターゲティングと言えます。
Positioning(ポジショニング)ではターゲットに設定した顧客(市場)におけるポジションを明確にすることを言います。顧客のKBF(購買決定要因)の軸を2つ設定し、自社がどのポジションを目指すか図示します。
何故、STP分析をするのか?
営業チームとマーケティングチームでイメージしている顧客像が異なり、議論がスムーズに進まない事はよくある話です。しかし、STP分析を行い、顧客(市場)を絞りこみ、ポジションを明確にすることで、誰に何を伝えるべきかの共通認識をチームで持つことができ、議論する事が可能になります。
また、顧客の解像度が高まればサイト内や広告の訴求を決定する際の材料にもなります。
海外WEBマーケティングで持ってSTP分析をする際の秘訣
海外進出を成功させるにはSTP分析がとても重要です。何故なら、国内と比べ圧倒的に対象となる顧客が多く、それぞれ所得も興味関心も大きく異なるからです。
例えば、英語圏と一言で言ってもアメリカ、イギリスといった欧米からケニア、ザンビアのようなアフリカ、シンガポール、マレーシアといったアジアまで幅広く存在します。一括りに英語圏に向けて広告を配信してしまうとすぐに予算を使い切ってしまいます。
ここの絞り込みが甘いと、ターゲットが不明確になります。ターゲットが絞られていないと、顧客の購買要因が分からないため、どうぃつたポジショニングを築いていくか計画する事もできず、訴求軸も決まりません。
多くの越境EC、海外BtoBマーケティングを行う企業が「どの国のどんな悩みを持った人」に販売したら良いか定まっていない状態のままで、越境ECや海外Btobマーケティングをやろうとして失敗してしまいます。
越境EC、海外BtoBマーケティングを成功に導くには、
・商品特性から価値を感じて貰える顧客を絞り込む
・商品単価をベースに購買可能な顧客層に絞りこむ
ことで、顧客の解像度を上げていく必要があります。
そもそも買う気が無い人、買えない人をターゲットにしないというのは重要なポイントです!
自分たちが作っている製品が海外で陽の目を見ると思うとワクワクします!
そして色んな案が出てくると、気持ちが盛り上がり、だんだん実行する事が目的になってしまいがちです。
しかし…
STP分析をし、どの市場をどのように攻略していくか考える事、つまり戦略を立てることが後々のマーケティング施策を実行していくのにとても重要なんです!
STP分析まとめ
STP分析を実施し、顧客(市場)をSegmentation(セグメンテーション)、Targeting(ターゲティング)で絞りこんで、その市場でどういったPositioning(ポジショニング)を明確にしよう!
誰に何を伝えるべきかをチームで共通認識を持とう!
私たちは、「日本の魅力を世界へ伝える」というミッションの元、海外WEBマーケティングを行うメンバーを随時募集しています。
マーケティングに興味を持たれた方、上流の戦略立案からマーケティングに携わりたいと思ったそこのあなた!
是非、採用ページをご覧ください。
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