コラム
Column
90秒で分かる! はじめての海外WEBマーケティングでは、音声を入れたらたまに90秒で収まらなくなってしまってますが、
マーケテイングに関するフレームワークを発信しております。
・マーケティングに興味はあるけど何から学べば良いか分からない
・マーケテイングに携わっているけど、広告運用やSEO等、一部の領域に集中しており、上流工程の戦略にあまり関わっていない
といった方の為にマーケティングのフレームワークの説明から海外WEBマーケティングでの活用事例までを90秒の動画でご説明いたします。
前回の4P分析に続き、第4弾では価値を定義するマトリクス(4象限)についてご説明いたします。このコンテンツがきっかけで1人でも多くの方がマーケティング視点を持ち、少しでも人生を豊かなものにできたら嬉しいです。
価値の定義のマトリクス(4象限)とは、価値を分類するフレームワークです。
価値は情緒と実利の横軸、実績アリ、ナシの縦軸によって、評判価値、共感価値、実利価値、保証価値の4つに分類されます。
大事なポイントとして、ここで語る「価値」とは、企業の考える価値ではなく、顧客にとっての価値の事を指します。
評判価値とは、情緒的な価値が高く、実績がある製品です。
HERMESのバッグやSupremeのウェア等、持っているだけで情緒的に満たされる実績のある製品を指します。
共感価値とは、情緒的な価値は高いが、実績は高くない製品です。
生産工程や創業者の想い等に共感し、購入するバッグや知名度の低いアーティストのアート等が分類されます。
実利価値とは、機能的な価値が高く、実績のある製品です。
機能性が高く、世界的にも実績が認知されているTOYOTA車等が分類されます。
保証価値とは、機能的な価値が高いが、普段からその機能が発揮されるわけではない製品です。
普段は使われないですが、衝突事故時に機能するエアバッグ等が分類されます。
まず大事なのが、自分たちが海外に売り出す製品が、どの価値に分類されるかを整理することです。
なぜなら、どの価値に分類されるかでマーケティング手法が変わってくるからです。
常に、自社の製品は誰にどのような価値を提供するのか、という視点を持つようにしてください。
例えば、国内でのみ認知度の高いアパレルブランドは、日本では評判価値によって購入されます。
しかし、海外での認知度が低い場合、同じ戦略が通用しません。
そういった場合は、PR施策を実施し評判価値を高めるか、機能性を推した実利価値を訴求していくかでやるべき施策や訴求軸が異なります。
また、共感価値はもっともストーリー性が求められ、海外の文化的な背景や社会課題を理解する必要があり、難易度が高いのです。
海外WEBマーケティングと一言で言えど、立場やターゲットでやるべきことは大きく変わります。
実利価値、評判価値の商材は海外市場でも成功しやすいですが、共感価値や保証価値の商材は難易度が高いです。
私たちは、「日本の魅力を世界へ伝える」というミッションの元、海外WEBマーケティングを行うメンバーを随時募集しています。
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