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海外向けリスティング広告で効率よく運用するためのチェック項目
- 2020.07.09
- 海外リスティング広告
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- データは毎日チェックするべし
- 数値変動をいち早く察知し素早くアクションをとるべし
- KPIをクリアにすべし
- 様々な角度から分析すべし
1. KPIを設定しよう
日本語にすると「重要なパフォーマンス指標」という形で、目標達成に向けてプロセスが適切に実行されているかどうかを計測するための指標のことを指します。
広告運用において何をKPIとするかによって、日々チェックすべきデータやとるべきアクションが変わってきます。
そのため、まずはKPIを決めましょう。
- 購入件数(CV)
- 購入率(CVR)
- 購入単価(CPA)
- 流入セッション
- カート到達
- ROAS、ROI etc
2. 毎日チェックするための基本レポート
それは素早く察知し、アクションを起こすこと!
- 数値の変化をいち早くキャッチする。
- パフォーマンスの改善状況を見る。
デイリーでチェックするためのレポートは主に下記のようなレポートを用意します。
- デイリー(日別)
- マンスリー(月別)
- 広告タイプ別×デイリー(Search, Display, Remarketing, Shopping)
- 国別×デイリー
指標:Impression, clicks, cost, conversion, CPC, CPAあたりが見られればいいと思いますが、その他はKPI次第。
▶ レポートフォーマットを見る
レポートは条件付き書式のカラースケールなどを使うと数値の変動が視覚的に入ってくるのでとてもわかりやすくなるのでおすすめです。
その他、必要に応じてもう少し違うデータを見たい場合は、下記のようなレポートも作ってチェックします。
- ウィークリー(デイリーよりまとまったデータ、マンスリーより刻んだデータを見たい)
- キャンペーン別×デイリー(キャンペーンレベルでパフォーマンスを把握したい)
3. オススメの定期チェック指標
毎日チェックする必要はないものの、定期的にチェックすることで新しいアクションにつながる指標をご紹介します。
検索クエリとは、ユーザーが検索する時に実際に入力するキーワードで、管理画面の「キーワード > 検索クエリ」で見ることができます。
コンバージョンは複数設定できるため、例えば商品購入のコンバージョンが少ない場合は、チェックアウトページにマイクロコンバージョンを置いたり、GAのスマートゴールコンバージョンを取り込んだりします。
複数のコンバージョンがある場合は定期的にチェックし、コンバージョンの変更を検討したりします。
同じ広告オークションに参加している他の広告主と掲載結果を比較したデータを見ることができます。
Auction Insightの中でImpression shareを見ることができ、実際の広告表示回数を表示される可能性があった回数の推定値で割った割合となります。
競合の数値も見ることができるので、自社が競合と比べてどの程度広告の露出を取ることができているかを把握できます。
アトリビューションはコンバージョンに至るまでの経路でユーザーが複数の検索、広告クリック、サイト訪問が発生するため、そのコンバージョンに至るまでの複数の広告接点を貢献度に応じて評価するものです。
アトリビューションモデルは複数あるので、一つのモデルに頼るというよりは状況に応じて使い分けていきます。
競合のクリエイティブは定期的にチェックされることをおすすめします。
季節によってプロモーションを行っていたり、訴求内容が変わっていたりします。
コンバージョンが少ない場合は下記の対処方法が挙げられます。
- コンバージョンを増やす:マイクロコンバージョン、スマートゴール
- コンバージョンしない要因を探る:競合調査、サイト改善、流入キーワード、ターゲット分析
最後に
記事の中でもお伝えしていますが、とにかくいち早く数値の変化をキャッチし、素早くアクションを起こすことが日々のチェックで必要なことです。
素早くアクションを起こすためにはデータ整理に時間をかけるのではなく、データのアウトプットを自動化して、日々のルーチンでクイックにチェックができる環境を作ること、そしてKPIに応じたデータチェックができるようになっていることです。
弊社ではレポートを自動化するツールを使っているので、すぐに前日やその月の状況を確認できるようにしています。
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