こんにちは!
世界へ ボカンの徳田です!
13年ほど海外マーケティングに携わる中で、数多くのWEBマーケターになりたいという希望を持ったマーケターの卵と接してきました。その中でも開花していく人とそうでない人が分かれます。
そこで今回は、どんな人が開花し、どんな人が途中で挫折してしまうのかを整理してみました。これからWebマーケティングの業界で活躍していきたいとお考えの方や、今まさに取り組まれている方の参考になりましたら嬉しいです。
最初は誰しも興味の種を持っている
弊社に応募してくださる方もクライアントとして出会う方も最初は誰しもWEBマーケティングへの興味の種を持っています。ただ種から芽を出し、すくすくと成長している人もいれば、種のままくすぶってしまっている人がいます。
私たちは選考時に興味の種の成長度合いを下記のように見て、これから大きく芽を出し、育っていく人材かどうか見ています。
興味の種のレベル
Lv.1 興味があり、仕事で携わる事で学んでいきたいと考えている
Lv.2 興味があり、自ら書籍を読んで学習をしている
Lv.3 興味があり、Shopifyでサイトを構築したり、ブログを運営している
Lv.4 フリーランスでマーケティングやクリエイティブの仕事をしている
Lv.5 Lv.4+企業での実務経験あり
弊社で開花するだろうなと考えている人材はLv.3からです。各レベルの間には行動の壁があり、エネルギーが無いとその壁を乗り越える事が困難です。私たちのようなベンチャー企業では、行動の壁を乗り越えるエネルギーとグリット力(やり抜く力)が必要不可欠です。
何かを心からやりたいと思ったら、そこにブレーキをかけないでやることが楽しい事、自分が本当にやりたいことです。ブレーキがかかってしまうのは、その先の成果が欲しいだけなんだと思います。そういう人にとって成果への道のりはWEBマーケティングじゃなくても良いんですよね。
私と取締役の加瀬は創業時に、良い仲間と、良いクライアントの為に、良い仕事をしていきたいねという想いを持って、今の会社を立ち上げました。自分たちの会社なのでお金の為にやりたくない仕事やミッションから外れる仕事はやりません。
私たちの良い仲間の定義は、マーケティングが好きな人、クライアントのプロジェクトを目の前にしてワクワクする人、
常にクライアントの課題解決を自分ごととして考えらえれる人です。
好きな事、楽しい事であれば自分ごと化し、良い仕事できるんじゃないかなと考えています。
今、WEBマーケティングに取り組んでいる方へ質問です。
・あなたにとって、WEBマーケティングは楽しい仕事ですか?
・朝、出社する時、ワクワクしていますか?
・マーケティングの仕事に携わろうという想いを持った時のあなたが描いた理想のイメージと現実にどのくらい乖離がありますか?
これからWEBマーケターを目指す方は、まずは自分でやりたいと考えている事を実践してみて本当にこの仕事が自分のやりたい事なのか、自分自身に問いかけてみてください。
興味の種を育てる土壌も大切
勿論、興味の種を育てる土壌も大切です。私と取締役の加瀬は前職の6年間同じ会社で働き、寝る間も惜しんで働いていました。
その時は、教えてくれる先輩も社内にいなかったですし、課題感があれば海外の文献を調べたり、Twitterで有識者の方にコンタクトして相談させて頂く等し、壁を乗り越えていました。
私と加瀬が壁を乗り越え、今があるのは、ひとえに強靭な興味の種があったからです。日本企業の海外進出の支援を通してクライアントに喜んで頂ける事に意義を感じ、楽しかったからです。
しかし、当時のような環境で興味の種を育むことは困難なんじゃないかと考え、会社を立ち上げ興味の種を育てる土壌(環境)を整え始めました。
今は興味の種Lv.3のメンバーが伸びのびと働ける環境、評価制度、教育制度を整えています。
取り組み例を2つご紹介します。
1.全社員のコーチングの実施
弊社では、全社員にコーチングの先生に月に1度1時間の相談ができる機会があります。トピックは仕事の事でも、人生相談でも雑談でもなんでもかまいません。
その中で、1か月の出来ごとを振り返る機会を設けて、心を整えています。
多国籍のメンバーがいる環境の為、コーチングの捉え方はそれぞれの為、めちゃめちゃ活用してくれるメンバーもいれば、自分で決めたコーチにお願いしたいという外国人メンバーもおります。
効果は人それぞれですが、社員一人ひとりの心のケアまでしてくれて嬉しいと言ってくれるメンバーもいるので、3年ほど続けています。
2.デキタ会
コーチングとは別に新人メンバーと私とコーチングの先生でデキタ会というのを2週間に1回設けるようにしています。
デキタ会というのは、自分自身のデキタところにだけ目を向けて勇気付けをする会です。普段、業務に取り組んでいると6割のデキているところよりも、資料や仕事の精度を上げる為に4割のデキていないところを改善点として指摘せざる得ません。
勿論、その時に6割のデキている部分についても言及しますが、指摘された本人としてはデキていない4割の部分にフォーカスしがちです。
そういった日々を過ごしていると心のエネルギーが枯渇してくるため、2週間に1回、デキタところだけにフォーカスするデキタ会を実施するようにしました。
ついついデキタ会の会話の中でも、デキていない方にスコープが当たりそうになりますが、そこはコーチングの先生が軌道修正してくれ、デキた部分にスコープがあたるようにしてくれます。
今のところ効果は抜群で、自分がデキた話を共有すことで成長を確認すると共に、同期のメンバーの成長した話を聞き、刺激を得ているようです。
デキタ会で心のエネルギーを充電し、日常の業務に取り組む事で、デキていない部分というよりは伸びしろとして捉える事ができているかもしれません。
興味の種が枯れかかってしまっている人へ
もしかしたら元々、興味の種があったものの忙しい日々を通して、その種を枯らしてしまっている人がいるかもしれません。
先日、ある企業のマーケティング部長の方に部下の相談に乗ってほしいと依頼を頂き、その会社のマーケティング部の2年目の方と話をしました。1年目の時は目を輝かせており、私にもよく質問をしてくれていた方です。
久しぶりに彼と話すと、
・テレワークになり、業務範囲が変わった。
・上司とコミュニケーションをする機会も減ってしまっている
・自分で考えるよう言われてしまい、教えてくれない
という悩みを抱えており、興味の種が枯れかけている状態でした。
テレワークで一見、業務は進んでいるものの、こういった苦悩を抱えている人は少なくないんだろうな。うちのメンバーももしかしたら…と話を聞きながら思いました。
彼の悩みを一通り聞いた後、私は、彼がはじめてミーティングに参加してきた日の事を話しました。
「はじめてAさんがミーティングに参加してきてくれた時に、●●に関する質問をしてきてくれて、おぉ!自分で勉強してきて良い質問をしてきてくれる人が入ってくれたな。これは素晴らしい戦力になると思ったんですよ」
と伝えました。
すると、彼は「ホントですか?」少し照れくさそうに笑ってました。
続けて私は、
「あの頃の自分が抱いていた、なりたい自分、ありたい自分に近づけていますか?」
という質問をしたところ、今は苦い経験もしているが、あの頃よりも成長したなと思って頂けたようです。
そんな話をしていて、目の前の課題で狭まっていた視野が少し広がり、彼の目に光が灯っているのが分かりました。
もし、興味の種が枯れてしまっていたら、自分が最初に想い描いた、なりたい自分像、ありたい自分像を思い出してみてください。将来なりたい自分、ありたい自分像と仕事の重なっている部分が多ければ多いほど自分ごと化して頑張れます。
※参考:個人理念と企業理念の話
興味の種を育てよう!
これからWEBマーケターを目指す人は、まずLv.3の自分でできるところまで行動してみて、マーケテイングの興味の種が開花しそうかどうか問いかけてみましょう!
先ほど、お伝えしたように何かを心からやりたいと思ったら、そこにブレーキをかけないでやることが楽しい事、自分が本当にやりたいことです。ブレーキがかかってしまうのは、その先の成果に目がいっているからです。その場合は手段は無理にWEBマーケティングでなくても良いと思います。
心が折れそうになったり、興味の種が枯れそうになったら、デキている部分に着目したり、少し心の充電をする事も必要です。
目の前に設定されているKPIやKGIで視野が狭まっている方も一度、原点に立ち戻ってみる事で再度、芽がでるかもしれません。
好きな事は仕事にできないとか色々言われていますが、楽しい事、好きな事を仕事にできた方が人生豊かになるのは間違いありません。
自分の興味の種を見つけて、育て、自分の人生を生きましょう!
最後に、
もしですよ。あなたの中に海外WEBマーケティングへの興味の種がありましたら、そして世界へボカンに興味を持っていただけたらこちらから応募してみてください。現在は、クライアントのプロダクトの価値を世界に伝えるWEBディレクターを募集中です。