コラム
Column
この記事を読むことで、越境ECを運営させていただく中でのSNSの運用がわかります。
日本の魅力を世界へ伝えるというミッションの元、13年以上にわたり、
多国籍メンバーと共に越境EC、海外BtoBマーケティングに取り組む。
越境EC企業の年商を35億→500億、14.7倍の成長を導くなど数多くの実績を残す。
Shopifyマーケティングエキスパート。
どうも徳田です。本日も海外WEBマーケティングを学んできましょう!
本日は「もうリソース不足で困らない海外向けSNS活用 基本の”キ”」というお話をさせていただければと思います。
最近ありがたいことに、当社のYouTubeやWEBサイトを見たお客様からのお問い合わせやご依頼がとても増えています。越境ECを運営させていただく中で「SNSの運用をどうやってやったら良いですか」「頑張ってやってるんですけどフォロワーが増えません」といったご相談があります。このときのヒントになるようなお話ができればと思います。
特に中小企業の場合は、何をやるかも大事ですが「何をやらないか」を決めることもとても重要で、言い換えれば「何に集中して取り組んでいくか」を考えなければなりません。
まずは、YouTubeとインスタグラムのアカウントをお持ちのお客様の事例をお話できればと思います。
その方はインスタグラムは日・英を、YouTubeのアカウントは日本語だけ持っていてたまに英語の投稿もしています。インスタグラムを日英更新するのは大変で、YouTubeも両方となるとさらに大変なので日本語のアカウントの中で英語もたまに投稿しているのですが……これが良いのか悪いのかという判断は難しいかと思います。
結論から言うと、日本語・英語をそれぞれ別々のアカウントを分けて運用することがベストです。
今のSNSはエンゲージメントをとても見ています。その投稿を見て反応してくれた人や、動画ならそれを見てくれている方がどれぐらいいるかというところですね。チャンネル登録数に対してのリーチや、再生数に対しての視聴維持率を見ています。
そのときに日本語と英語が混ざってしまうと、海外の方は日本語の投稿を見たら「これは自分には関係ないものだ」と思ってしまいます。外国の方は日本語の投稿を見てくれないですし、日本の方は英語の投稿を見てくれません。そのためエンゲージメントが下がってしまいます。
ですので、理想を言えば日本語と英語を分けることがベストです。
インスタグラム・YouTubeをそれぞれ1つのアカウントを運用して、日英両言語で情報発信すると、運用の負荷は少ないものの、日本語・英語で情報発信ができていないためエンゲージメントが下がってしまいますし、カートとの連携ができないのでどちらかの言語としか接続できないというデメリットがあります。
次にインスタグラム・YouTubeで、日本語英語それぞれ別々のアカウントを持って運用するという場合です。
この場合のメリットはそれぞれの言語のアカウントで情報発信するため、エンゲージメントが高まりやすい点です。
また、顧客の理解度に合わせたコンテンツを配信できるため、ユーザーの理解を深めながら投稿することもできます。以前「動画って集客のためだけじゃないんですよ」というお話をさせていただきましたが、この場合も同様で、ユーザーの理解度に合わせたコンテンツをそれぞれの言語に合わせて配信することによって、ユーザーの理解度やエンゲージメントを高めることが可能です。
また、後ほどご説明しますが、カートと連動して送客ができるという利点もあります。最近、ShopifyなどいろいろなECサイトのカートがインスタグラムやYouTubeと連動していて、視聴した人たちがクリックするとその商品に飛んだり、動画の中で紹介している商品を紐づけてページ下部に表示するようなことができるようになりつつあります。そのため、言語ごとにアカウントを持つと、それぞれのアカウントで商品を紐づけて表示することができます。
デメリットとしては、それぞれの言語を更新しないといけないということです。リソースや負荷がとても大きいのではないかと思います。
Shopifyがインスタグラムと連動しており、ユーザーがインスタグラムの投稿を見てクリックすると商品に直接飛ぶことができます。以前はストーリーで投稿されているものからクリックしたり、プロフィールをクリックしてサイトに送客していたのですが、インスタグラムの投稿から商品に送客することができるようになりました。
同様にYouTubeもShopifyと連携し、商品を紹介しながら動画の下部に商品を表示し送客することができるようになりました。動画と商品を紐づけるという取り組みが、かなり重要なポイントになってきます。
商品が紹介されていて「これ欲しいな」と思って概要欄をクリックして商品に行くのではなく、「欲しいな」と思った商品が動画の下部に表示されていて、そこをクリックしたら商品詳細ページに飛べる……というユーザー体験ができるようになりました。
このような意味でも日本語と英語それぞれ分けて動画を配信したり、インスタグラムの投稿をすることによってユーザーとのエンゲージメントを高めたり、購買につなげることが可能になります。
言語ごとにSNSのアカウントを分けたときに実施すべきポイントとして、
というものがあります。
同言語のYouTubeチャンネルとコラボをすることでさらにいろんなクラスターの方を集めることができます。また、SNSアカウントは集客のためだけではなく、ブランドの世界観を伝えたり、オフラインで買ってくださった方や過去購入してくださった方にタグづけしていただくための受け皿に使うこともできます。
ですので単純に、フォロワーを増やして集客しなくてはならない、しかしフォロワーが増えないからやめてしまおう……と考えるのではなく、集客接客の中でどうSNSを活用すれば良いかを考えていただけると、より視野を広く持ってSNSを扱うことができるようになります。
海外のお客様に商品が届いたとき、そこに同梱物があって「これが良いなと思ったらタグづけしてください。オリジナルハッシュタグを投稿してくれたら次回クーポンをプレゼントします。」といったご案内があったり、サンクスページのご案内があると、そこからタグづけして投稿していただけるようになります。
タグづけしたら友人の方が見てくださって、「良いな」と思ってその会社のアカウントのプロフィールや投稿を見てくださり、プロフィールや投稿のリンクからサイトに訪れてまた買っていただける……というサイクルが生まれるんです。同梱物とSNSアカウントとサイトを紐づけることによって購買のサイクルを生むことができるようになります。
このように、たくさんのフォロワーがいなくても運用することで売上につなげることができるようになります。
日々投稿をしているのに、なかなかいいねがもらえなかったりフォロワーが増えず、やめてしまった方が良いのではないか・絞った方が良いのではないかとお考えの方が多いのですが……
こうした形で実際に来てくださった方にタグづけしていただいたり、オリジナルのハッシュタグで投稿してくださった方の投稿をキュレーションし、サイト上で表示して「ここっていろんな方が使ってるんだ」「いろんな方が買ってるんだ」というように安心して買っていただく材料にしたり、接客のためにSNSを使うというところもできるんです。
ですので集客だけではなく接客でも使えるということを意識して活用してもらえると良いのではないかと思います。
「SNSのアカウントって分けた方が良いのかな」「1つで良いのかな」といったことを考える方が多いかと思うのですが、我々の結論の1つとしては「分けてそれぞれのカートに紐づける方が良いのではないか」と思っています。
ありがとうございました!
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