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本コラムの目次
これから越境ECをはじめる人におすすめなのがShopifyです。はじめに、Shopifyとは何か?などの、基本的な概要についてご紹介します。
ShopifyはECサイトを簡単に作成・運用できるプラットフォームです。国内はもちろん、国外での商品販売も行えるため、越境ECサイトの構築に向いています。Shopifyでは商品管理、支払い処理、顧客管理が行えるのはもちろん、デザインテンプレートが豊富なため、おしゃれなECサイトを作ることができます。コーディング初心者でも簡単にカスタマイズできる点も魅力です。デザイン性が高いため、自社ブランドのイメージに合ったECサイトを作ることができる点もメリットです。
Shopifyはオンライン店舗の利用だけではなく、実店舗やポップアップストア販売のサポートをすることもできます。ECサイトの運用が初めての方でも、さまざまな販売方法にチャレンジしやすいでしょう。また、Shopifyにはマーケティング機能や支援ツールもあるため、効率的な集客も可能です。
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全世界には数えきれないほど多くの多くのECサイトがありますが、Shopifyは、世界のECサイト市場においてシェア23%を占めており、世界では圧倒的第1位となっています。(2024年4月現在)
日本では2位ですが、アメリカやイギリス・中国など世界各国では1位となっており、一番使われているECサイトです。特にアメリカでは1,300万以上のECサイトがある中、Shopifyのシェアが28%で最も多いという結果になりました。
データ参照元:https://trends.builtwith.com/shop
越境ECでは、サイト上のテキストも現地の言語に合わせる必要があります。Shopifyであれば、英語だけでなく50言語に対応しています。さらに、Shopifyアプリを追加すれば顧客ごとに言語を自動で切り替える仕様にすることも可能なため、ユーザビリティの高いECサイトを作ることができるでしょう。他のECサービスでは、対応言語が少なかったり、顧客が自ら言語を変更する必要があったりします。多言語に対応しており、顧客の利便性も高いECサイトを作るのであれば、Shopifyがおすすめです。
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はじめてのShopify 越境EC向け多言語アプリ Langshop設定方法
越境ECでは顧客に合った通貨で価格を表示させる必要があります。Shopifyは130ヵ国の通貨に対応しており、決済通貨の柔軟性の高さもメリットです。さらに、アプリを活用することで、価格表示や決済などを顧客に合った通貨へ自動で切り替えることもできます。
他ECサービスの場合、多通貨決済を実現するためのカスタマイズが必要だったり、新たに決済方法を導入する必要があったりと、設定が大変な場合があります。Shopifyはアプリを活用することで、多言語決済の設定が簡単に行える点もメリットです。
国によって利用される決済方法は異なります。顧客に該当する決済方法がなければ、せっかくカートまで誘導したのに離脱されてしまうかもしれません。そのため、ターゲットとなる国でよく利用される決済方法の導入は必須です。Shopifyでは、多くの国で利用できるPayPalやStripeの他、100種類以上の決済方法があります。決済方法の導入も簡単にできる点がShopifyのメリットです。
越境ECでは、商品が海外配送になります。Shopifyでは、配送業務のサポートアプリが充実している点が魅力です。送料の計算やラベルシールの作成も簡単に行えるため、業務効率化が期待できます。
例えば、日本からアメリカに荷物を配送する場合、国際郵便の送料を計算したり、ラベルを英語表記での記載にしたりする必要があるでしょう。海外配送では関税もかかるため、送料や関税をあらかじめ考慮できていないと、想定していた利益が出ず、ECサイトの運営自体が難しくなる恐れもあります。越境ECを成功させるためにも、海外配送業務のサポート機能が充実しているShopifyを利用するメリットは大きいと言えるでしょう。
Shopifyには3000種類以上のアプリがあり、さまざまな拡張機能を活用できます。業務サポートだけでなく、マーケティング機能が利用できるアプリやツールもあり、集客や売上アップに役立ちます。
越境ECを成功させるためには、SEOやSNS運用からWeb広告など、ターゲットとなる国に適したマーケティングを行うことが重要です。越境ECをはじめて運用する場合でも、Shopifyで利用可能なアプリやツールを活用すれば、ターゲットに合ったマーケティング方法が見つかるでしょう。
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CDN(Content Delivery Network)は、コンテンツを高速かつ効率的に配信するための仕組みです。CDNは、世界中に複数のサーバーを持っているため、ECサイトにアクセスした顧客からもっとも近い場所からコンテンツをスピーディに提供可能です。ShopifyはCDNを導入しているため、動画などの重いデータもストレス無く表示することができます。
Shopifyでは、アプリを利用することで、大手ECモールとの連携も簡単です。大手ECモールと連携することで、Shopifyで出品している商品をAmazonやeBayなどの海外の大手ECモールに出品することができます。利用者の多いECサイトと連携できれば、顧客獲得のチャンスが広がります。また、単にECモールとの連携が簡単にできるだけでなく、売上もShopifyの管理画面上で一括管理できる点もメリットです。
海外で商品の販売を行う場合、現地の税率で価格設定を行う必要があります。Shopifyはアプリの利用で税率を自動設定できるため便利です。現地の税率を自分で調べる手間が減るだけでなく、計算ミスなども防げるでしょう。
Shopifyの魅力の1つは、デザインの自由度の高さです。おしゃれなデザインテンプレートが豊富で、100種類以上の中から選ぶことができます。ECサイトのデザインを制作会社に依頼する場合、多額の費用が発生しますが、Shopifyのデザインテンプレートを活用すればコスト削減に繋がります。越境ECで海外展開する場合、ECサイトのデザインも現地受けするものを採用した方がいいため、豊富なデザインから選べる点は大きなメリットです。Shopifyなら、ECサイトのコーディングに慣れていなくても、簡単にデザインをカスタマイズできます。
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では、越境ECでShopifyを利用した場合にはデメリットはあるのでしょうか? 下記で紹介するデメリットも知った上で、Shopifyを利用するかどうか決めてください。
販売に欠かせないのが集客ですが、Shopifyはプラットフォーム自体に集客力はないため、SEOやSNS、広告運用などで集客を行う必要があります。集客にはある程度の専門的な知識が必要になるため、集客に時間がかかる場合もあるでしょう。集客できるまでは、SEOやSNS、広告の運用に時間を使うことになります。それぞれを同時並行で進める場合などは、各担当を決めて効率的に運用するのも1つの手です。
Shopifyは日本語でのサポートがまだ充実していないため、はじめて利用する人は使いこなすのが難しい場合があります。アプリで豊富な拡張機能が利用できる点がShopifyのメリットですが、日本語対応していないアプリもある点はデメリットと言えるでしょう。アプリの数が多く、どのアプリを使えばいいのか迷ってしまうのもデメリットと言えるかもしれません。
※2021年にShopifyの日本支社が設立され、日本語でのサポートについては大幅に改善しています。
Shopifyで越境ECをスタートする場合、費用はいくらかかるのでしょうか。主にかかる費用は、ECサイトの「構築、月額利用料、決済手数料、関税」の4つです。以下で具体的な金額と内容について解説します。
どのようなECサイトを作るかによって、構築費用の金額が変わります。基本的な機能を備えたECサイトは無料〜50万円ほどで作成可能です。越境ECを運用するにあたり、必要な機能はデザインをカスタマイズする場合は約50万円〜約100万円ほど、マーケティング機能を備えたサイトにする場合は約100万円〜約300万円の費用がかかります。さらに独自機能の開発や実装も盛り込むなど、フルカスタマイズした大規模サイトにする場合は、約300万円〜約1000万円以上の構築費用がかかることもあります。ECサイトの構築は制作会社によって費用が異なるため、予算やニーズにあった業者へ依頼できるといいでしょう。
Shopifyを利用する場合、固定の月額利用料がかかります。Shopifyには3つのプランがあり、「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」とそれぞれ月額利用料が異なるため、以下を参考にしてください。2024年4月時点のプランごとの月額利用料は以下の通りです。
月額利用料 | 25ドル | 69ドル | 299ドルPlus | 2,300ドル |
---|---|---|---|---|
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム | Plus |
ベーシックプランでは、ECサイトの構築から公開に必要な機能が揃っていて、ECサイトの運用が初心者でも簡単にはじめられます。スタンダードプラン、プレミアムプランとの主な違いは、登録できるスタッフアカウント数になります。ベーシックプランは2つのスタッフアカウントが作成できるため、ECサイトを少人数で運用する場合はベーシックプランでも問題ないでしょう。
スタンダードプランでは、商品の販売データや顧客データを元に販売比較ができるプロフェッショナルレポート機能が利用できます。プレミアムプランは、プロフェッショナルレポートがカスタマイズでき、配送業者を標準・速達・当日配送などから選択できたりするなどの機能が利用できます。Plusは取引量の多い人をターゲットとした、年単位の契約限定のプランです。
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
国内クレジットカード手数料 | 3.4% | 3.3% | 3.25% |
海外のクレジットカード手数料 | 3.9% | 3.85% | 3.8% |
Shopifyペイメント以外の手数料 | 2% | 1% | 0.5% |
Shopifyの決済手数料を上の表にまとめました。Shopifyでは、顧客が商品を購入した際に決済手数料がかかります。Shopifyペイメント(Shopifyが提供する決済サービス)で決済する場合は、ベーシックプラン以上であれば、決済手数料が無料になります。
越境ECでは、国外に商品を配送するため関税がかかります。国によって関税が異なるため、事前に調べましょう。国ごとの関税は「WorldTariff(※)」というツールで簡易的に調査が可能です。調べたい国を選択し、商品の分類ごとに定められるHSコードを入力すれば調べることができます。
当社「世界へボカン」では、Shopifyでの越境ECサイトの構築が可能です。リサーチや分析を元に、戦略的なECサイト構築から運用までをサポートします。これから越境ECをはじめる人、越境ECを運用しているけれど上手くいっていない人は、ぜひ世界ヘボカンまでご相談ください。限られた予算の中で可能な戦略やマーケティング施策について、具体的なプランをご提案させていただきます。
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