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2024年アメリカで人気のSNSトップ10とその特徴

2024年アメリカで人気のSNSトップ10とその特徴

ソーシャルメディアは、現代社会において欠かせないコミュニケーションツールとなっていますが、特にアメリカでは、多様なSNSプラットフォームが幅広いユーザー層に利用されており、それぞれが特有の役割を果たしています。
本記事では、2024年の最新データをもとに、アメリカで人気のSNSプラットフォームとその特徴について詳しく解説します。

アメリカで人気のSNSトップ10

1. Facebook

米国でのアクティブユーザー数:2億4600万人

Facebookは依然としてアメリカで最も利用されているSNSプラットフォームであり、アメリカの全インターネットユーザーの約7割が定期的にアクセスしています。
このプラットフォームは、多世代にわたる幅広いユーザー層を持ち、家族や友人とのつながりを維持するための主要なツールとして利用されています。
(ただし最近は若年層の利用率は低下してきており、InstagramやTikTokなど他のSNSの利用傾向があります)
また、専門職や管理職、小規模ビジネスオーナーが、ビジネスのネットワーキングや広告のためにFacebookを活用しているケースも多くなっています。

Facebookの特徴は、多機能である点にあります。
個人プロフィール、ニュースフィード、グループ、イベント、マーケットプレイス、ライブ配信など、さまざまな機能を提供し、ユーザーが異なる目的でプラットフォームを利用できるようになっています。
また、ビジネスにおいても、広告やページ作成、マーケットプレイスなどを通じて幅広く活用されています。

さらに、FacebookはSNSプラットフォームとしてのリーチの広さを活かし、政治や社会問題に関する情報拡散にも大きな影響を与えています。
特に選挙期間中や社会的なイベントが発生した際には、情報のハブとしての役割を果たします。

2. YouTube

米国でのアクティブユーザー数:2億4000万人

YouTubeは、動画コンテンツの視聴と共有を目的としたプラットフォームとして、アメリカ国内で非常に人気があります。
アメリカの全インターネットユーザーの65%がYouTubeを利用しており、エンターテインメント、教育、ニュース、チュートリアルなど、幅広いコンテンツを提供しています。

年齢層は18歳から34歳の若年層が最も多く利用していますが、特に25歳から34歳の層が活発に利用しています。
また、一部の調査では、技術系やゲーム、スポーツなどのコンテンツでは男性ユーザーが多い傾向が見られ、ビューティー、ライフスタイル、ファッションなどのジャンルでは女性ユーザーが多い傾向にあります。
職業別では、クリエイティブ系職種や技術職、教育職のユーザーがYouTubeを利用して専門知識を深めたり、情報発信の場として活用するケースが多いです。

YouTubeの最大の特徴は、あらゆるジャンルの動画コンテンツが集約されている点です。
誰でもコンテンツを作成・アップロードできるため、プロフェッショナルな映像制作から個人のVlogまで、多様なコンテンツが存在します。
また、広告収入を得ることができる「YouTubeパートナープログラム」も、クリエイターにとって大きな魅力となっています。

さらに、YouTubeは教育ツールとしても強力であり、学生や専門家が知識を深めるために利用することが多いです。
オンライン講義、DIYガイド、学習チュートリアルなど、教育的なコンテンツも豊富に揃っています。

3. LinkedIn

米国でのアクティブユーザー数:1億9000万人

LinkedInは、主にビジネスやキャリアに関連する目的で利用されるSNSプラットフォームです。
アメリカの成人人口の約75%がLinkedInを利用しており、特にビジネスパーソンや求職者にとって不可欠なツールとなっています​。

LinkedInの特徴は、プロフェッショナルなネットワーキングとキャリア構築に特化している点です。
ユーザーは自分の経歴やスキルを公開し、他のプロフェッショナルとつながることで、新たなビジネスチャンスやキャリアアップの機会を得ることができます。
また、企業は求人情報を掲載し、優秀な人材を見つけるためのリクルーティングツールとしてもLinkedInを利用しています。

さらに、LinkedInには専門家やリーダーが記事や意見を投稿するプラットフォームとしての側面もあり、業界の最新情報やトレンドを共有するための場としても機能しています。
これにより、ユーザーは自分の専門分野に関する知識を深めるとともに、同じ業界内でのネットワークを強化することができます。

4. Instagram

米国でのアクティブユーザー数:1億8000万人

Instagramは、視覚的なコンテンツを共有することに特化したプラットフォームで、主に写真や短い動画を通じてユーザー同士がコミュニケーションを図る場として機能しています。
アメリカでは、全ユーザーの56%がInstagramを利用しており、特に若年層やインフルエンサーに人気があります。
主なユーザー層は18歳から34歳で、この年齢層が全体の大多数を占めており、続いて25歳から34歳のユーザーが多いです。
若い世代にとって、写真や動画を通じたコミュニケーションが魅力的であり、日常的に利用されています。
調査によると、米国のインスタグラム利用者の約55%が女性、約45%が男性で、女性ユーザーが若干多い傾向にあります。

Instagramの特徴的な機能には、24時間限定で表示される「ストーリーズ」や短い動画を投稿できる「リール」があります。
これらの機能を活用して、ユーザーは日常の瞬間を手軽にシェアしたり、クリエイティブなコンテンツを作成したりしています。
また、ビジネス向けには、広告やショッピング機能を通じて商品を直接販売することも可能です。

さらに、Instagramはインフルエンサーマーケティングにもよく利用されます。
多くの企業がインフルエンサーと提携し、製品のプロモーションやブランド認知度の向上を図っています。
ビジュアル重視のプラットフォームであるため、ファッション、ライフスタイル、食べ物、旅行などの業界で特に効果的です。

5. TikTok

米国でのアクティブユーザー数:1億4000万人

TikTokは短編動画を中心としたプラットフォームで、特に若年層に絶大な人気を誇ります。
アメリカでも全ユーザーの45%がTikTokを利用しており、独自のクリエイティブな表現やチャレンジが日々生まれています。

主要な年齢層としては、16歳から24歳のユーザーが全体の多くを占めています。
最新のデータでは、米国内でのTikTok利用者の約60%が女性、約40%が男性とされています。
女性ユーザーはファッション、ダンス、ビューティー、ライフスタイル系のコンテンツに興味を持ち、男性ユーザーはゲーム、スポーツ、テクノロジーなどの分野に関心を示しています。

TikTokの最大の特徴は、その使いやすさと拡散力にあります。
ユーザーは短時間で視覚的に魅力的な動画を作成でき、それが瞬く間に広がる可能性があります。
アルゴリズムが個々のユーザーの興味に基づいて動画を推奨するため、リーチの拡大が非常に速いのも特徴です。

また、TikTokはエンターテインメントだけでなく、教育的なコンテンツや社会的メッセージの発信にも利用されています。
多くのブランドや企業もこのプラットフォームを活用しており、消費者との新しい形のエンゲージメントを構築しています。

6. Snapchat

米国でのアクティブユーザー数:1億1100万人

Snapchatは、一時的なコンテンツを共有するという特徴を持つSNSプラットフォームです。
ユーザーは写真や短い動画を友人とシェアし、それらのコンテンツは一定時間が経過すると自動的に消えるよう設計されています。
視覚的でリアルタイムなコミュニケーションを取ることが若年層に支持されています。

Snapchatの強みは、そのリアルタイム性とプライバシーにあります。
ユーザーは瞬間的な出来事を記録してすぐに共有できるため、よりリアルで本音に近いコミュニケーションが可能です。
また、消えるコンテンツという特性がプライバシー保護の面でも魅力的です。

さらに、Snapchatはフィルターやレンズと呼ばれる拡張現実(AR)技術を使った機能が充実しており、ユーザーはこれらを活用してユニークな写真や動画を作成しています。
ビジネスにおいても、これらの機能を活かしたプロモーションが行われており、特に若年層をターゲットにしたマーケティング活動が盛んです。

7. Pinterest

米国でのアクティブユーザー数:1億1100万人

Pinterestは、ビジュアルコンテンツを中心にアイデアやインスピレーションを提供するSNSプラットフォームです。
主にデザイン、DIY、料理、ファッション、インテリア、旅行など、クリエイティブな分野で利用されることが多く、アメリカでは26%のインターネットユーザーが利用しています​。
また、ライフスタイルや美容に関する情報、健康やフィットネス関連のコンテンツも多くのユーザーに支持されています。

年齢層は、25歳から34歳の層が最も多く、続いて35歳から44歳が多いです。
女性ユーザーが多く、米国内での利用者の約60-70%が女性です。

Pinterestの大きな特徴は、ユーザーが「ピン」と呼ばれる画像や動画を集めて、自分の「ボード」に保存できる点です。
このボードは、ユーザー自身のインスピレーションの源として活用されるだけでなく、他のユーザーと共有することも可能です。
これにより、特定のテーマやプロジェクトに関するアイデアを効率的に集め、整理することができます。

また、Pinterestは視覚的な魅力に重点を置いたプラットフォームであり、特にビジュアルが重要な分野において、ブランドやクリエイターが自分の作品や商品を効果的にプロモーションする場として活用されています。
例えば、ファッションブランドやインテリアデザイナーが自社の商品をピンし、それがユーザーのボードに保存されることで、自然な形で広がっていくという流れが生まれます。

8. X(Twitter)

米国でのアクティブユーザー数:9000万人

Xは、リアルタイムでの情報共有と議論の場として知られています。
利用者数について正確な数字が公表されてはいませんが、XのCEO Linda Yaccarinoは2024年1月の公聴会で、米国のユーザー数は9,000万人だと述べています。

年齢層は主に25歳から34歳の年齢層が多いですが、18歳から29歳の若年層も多く利用しています。
また、30代後半から40代の利用者は、特にビジネスやニュースに敏感な層が活用しています。
Xの米国内ユーザーは、男性が若干多い傾向があります。男性の利用者が約56%、女性が約44%とされています。
テクノロジー、スポーツ、政治に関連する分野では特に男性ユーザーが多い一方、エンターテインメントやライフスタイル、ファッション関連では女性の利用者も多く見られます。

利用地域としては、都市部での利用が特に多いのが特徴で、ニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントンD.C. などの大都市圏では活発に利用されています。

Xは、短いメッセージを使って即座に情報を発信できる点が大きな特徴です。
これにより、ユーザーは瞬時に世界中の出来事に反応し、意見を交わすことができます。
また、ハッシュタグ機能を利用することで、特定のトピックに関連する投稿を簡単に見つけることができます。

政治家やジャーナリスト、有名人が頻繁に利用するプラットフォームであり、特定の出来事が瞬く間にバイラルになることも珍しくありません。
そのため、Xは世論形成や社会運動においても重要な役割を果たしています。

9. Reddit

米国でのアクティブユーザー数:8700万人

Redditは、さまざまなトピックに特化した「サブレディット」と呼ばれるコミュニティが集まるSNSプラットフォームです。
アメリカでは16%のインターネットユーザーが利用しており、特定の趣味や関心に関連する情報を共有する場として非常に人気があります​。

Redditの最大の特徴は、ユーザーが自分の興味に合ったコミュニティに参加し、その中で活発に議論を交わすことができる点です。
各サブレディットは特定のテーマに特化しており、例えばテクノロジー、映画、科学、ゲーム、政治など、あらゆるジャンルのトピックがカバーされています。
これにより、ユーザーは自分が興味を持つトピックについて深く掘り下げた情報や意見を得ることができます。

さらに、Redditは他のSNSに比べて匿名性が高いことも特徴です。
これにより、ユーザーはより自由に意見を交換し、率直なフィードバックを得ることができます。
ただし、その匿名性ゆえに、時には過激な意見が飛び交うこともありますが、それもRedditの魅力の一つと言えるでしょう。

10. (同順位)Twitch

米国でのアクティブユーザー数:4000万人

Twitchは、ライブストリーミングに特化したSNSプラットフォームであり、特にゲーマーに人気があります。
アメリカでは10%のインターネットユーザーがTwitchを利用しており、リアルタイムでのコンテンツ視聴やインタラクティブなコミュニケーションを楽しんでいます​ 。

Twitchの特徴は、ユーザーがライブでゲームをプレイする様子をストリーミングし、その視聴者とリアルタイムで交流できる点にあります。
視聴者はチャット機能を通じてストリーマーとコミュニケーションを取り、さまざまなリアクションを共有することができます。
また、ストリーマーは視聴者からの寄付やサブスクリプションによって収入を得ることができるため、プロフェッショナルなストリーマーも多く活動しています。

さらに、Twitchはゲームだけでなく、音楽やアート、料理など、さまざまなジャンルのライブコンテンツが増えており、クリエイターがリアルタイムでオーディエンスと交流できるプラットフォームとしての価値を高めています。

10. (同順位)Nextdoor

米国でのアクティブユーザー数:4000万人

Nextdoorは、地域コミュニティ内での情報共有や近隣住民同士のコミュニケーションを重視したSNSプラットフォームです。
アメリカでは約4,000万人が利用しており、特にローカルビジネスの推奨や地域の安全に関する情報交換の場として広く活用されています。

Nextdoorの最大の特徴は、その地域密着型のアプローチです。
ユーザーは、実際に居住している地域を基に登録し、その地域内でのみ他の住民と情報を共有することができます。
この制限により、信頼性の高い情報交換が可能になり、コミュニティ全体のつながりを強化します。

さらに、Nextdoorでは、地元ビジネスのプロモーションや住民同士の物品売買、困りごとの相談など、さまざまな形でコミュニティの生活を支援しています。
プライバシーとセキュリティにも配慮されており、ユーザーは安心して地域の情報を共有することができるため、他のSNSとは一線を画したユニークな役割を果たしています。

Nextdoorは、特に住宅街や小さなコミュニティにおいて、住民同士の協力と情報共有を促進することで、地域社会の結束力を高める重要なツールとなっています。

その他のSNSプラットフォーム

これまでに紹介した以外にも、アメリカでは多くのSNSプラットフォームが利用されています。
例えば、BeRealは本物の瞬間をシェアすることに焦点を当てた新興プラットフォームで、8%のシェアを持っています。
また、Clubhouseはオーディオに特化したSNSで、リアルタイムの音声ディスカッションを通じて、ユーザー同士が交流を図る場を提供しています​ 。

さらに、YelpFoursquareといったレビューやロケーションベースのSNSも依然として根強い人気があります。
これらのプラットフォームは、ユーザーが地元のビジネスやサービスを発見し、他のユーザーと情報を共有するための重要な役割を果たしています。

まとめ

アメリカで人気のSNSプラットフォームは、それぞれが独自の機能やコミュニケーションスタイルを持っており、ユーザーは自分のニーズに合ったプラットフォームを選択して利用しています。
FacebookやYouTubeのように多機能で幅広いユーザー層に支持されるプラットフォームもあれば、TikTokやTwitchのように特定のコンテンツ形式やユーザー層に特化したものもあります。
日本でなじみのものも多いですが、一方日本ではユーザー数が少ないSNSもあり、非常に興味深いです。

これらのプラットフォームは、個人のコミュニケーションや情報収集にとどまらず、ビジネスにおいても非常に重要な役割を果たしており、効果的に活用することで、ブランド認知度の向上や消費者とのエンゲージメントの強化を図ることができます。
今後もSNSの進化に注目し、それぞれのプラットフォームがどのように発展していくかを観察していくことが重要です。

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※本記事は様々な情報を参考に作成しており、アクティブユーザー数についても必ずしも正確ではない場合もあるため、予めご了承ください。
https://www.theglobalstatistics.com/united-states-social-media-statistics/
https://www.oberlo.com/statistics/most-popular-social-media-in-the-us
https://www.doofinder.com/en/statistics/most-popular-social-media-platforms-united-states
https://www.socialpilot.co/blog/social-media-statistics

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加瀬雅彦
投稿者: 加瀬雅彦/Kase Masahiko
COO/運用型広告チーム チーフマネージャーコンサルタント
海外Webマーケティング事業に10年以上身を置き、2014年8月に代表徳田と共に世界へボカン株式会社を設立、取締役に就任。
英語Google広告運用、ソーシャルメディア広告、アクセスログ解析、英語サイト改善など、数多くのプロジェクトに携わる。
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