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Meta広告で成果を上げる!売上データを活用したカタログのグルーピングの方法
- 2025.02.03
- 海外リスティング広告
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- 目次
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- 1. 越境ECにおけるMetaのカタログ広告の重要性
- 2. コマースマネジャーの商品セットとは?売上データをもとにしたグルーピングの考え方
- 3. グルーピングの実践例
越境EC市場で売上を拡大するためには、適切な広告配信が欠かせません。その中でも、Meta広告は、FacebookやInstagramを活用した効率的な手法として広く知られています。特に、カタログを活用した広告配信は、商品の訴求力を最大化するための重要な機能です。本記事では、Meta広告の「コマースマネジャー」におけるグルーピング機能、商品セットについて詳しく解説し、効果的な広告運用の方法をご紹介します。売上データを活用してどのように商品をグルーピングし、最適な広告配信を行うのか、その具体例を含めて説明します。
1. 越境ECにおけるMetaのカタログ広告の重要性
日本同様に、海外でもMeta広告は非常に効果的な広告媒体です。特に、カタログ機能を活用することで、多数の商品を効率的に管理しながら広告配信を最適化できます。カタログを利用することで、商品情報を自動的に取得・更新し、ターゲットに対して適切な商品を表示するダイナミックな広告を作成できます。
Meta広告のカタログ機能では、商品情報(価格、在庫状況、タイトルなど)を包括的に管理できるため、大規模な商品ラインナップを持つ越境EC事業者にとっては必須のツールです。これにより、広告配信の手間を削減しつつ、ターゲットユーザーへの訴求力を高めることが可能です。
2. コマースマネジャーの商品セットとは?売上データをもとにしたグルーピングの考え方
コマースマネジャーでは、商品セット機能を活用して商品のグループ分けができます。このグルーピングによって、広告クリエイティブごとに商品セットを紐づけることが可能となり、それぞれのクリエイティブで異なる訴求を展開することができます。
弊社では各クライアントの売上データを分析し、商品カテゴリーごとの売上傾向に基づいて、カタログのグルーピングを検討します。
グルーピングのメリット
- 広告の成果を細かく分析可能:商品グループごとに成果を見ることで、どのカテゴリやアイテムが売上につながっているのかを把握できます。
- ターゲットごとの最適な訴求:広告クリエイティブごとに異なる商品を紐づけることで、ターゲットの興味に合わせた効果的な訴求が可能です。
商品セットの属性で設定可能な項目
以下の属性を活用して商品をグルーピングすることができます。
- アイテムグループID
- ブランド
- 価格
- 色
- サイズ
- 商品タイプ
- セール価格
- タイトル
- Google商品カテゴリ
- カスタムラベル
※「カスタムラベル」は、「人気商品」や「おすすめ商品」など独自の分類に活用でき、広告配信の精度向上に寄与します。ただし、ShopifyなどのプラットフォームとMeta広告を連携する場合、カスタムラベルの自動分類にはフィードカスタマイズアプリ(例:Multifeed Google Shopping Feed)を使用する必要があります。
3. グルーピングの実践例
ブランド別にグルーピング
特定のブランドごとに商品を分け、広告を配信する方法です。
例)
・中古ブランド:Celine、Louis Vuitton, Hermes
・包丁ブランド:Seki, Misono, Sakai
商品タイプでグルーピング
商品カテゴリーごとに分ける方法です。
例)
・お茶関連:Matcha、Loose Tea、Tea Pot
・アパレル:Tops, Jeans, Jackets
価格帯でグルーピング
価格帯を基準に商品を分けることで、ROASの改善を図ります。単価が低い商品の配信を避け、利益率の高い商品に集中することができます。
例)
・高価格帯の商品のみ(20,000円以上)
タイトルに基づいたグルーピング
タイトルに特定のキーワードを含む商品を抽出し、広告配信する方法です。
例)
伝統品:「Sakura」を含むアイテム
季節限定:「Summer Tea」などの季節商品
その他の工夫
・売れ筋商品のみを配信し、販売が振るわない商品を除外
・配信結果を「製品ID」単位で分析し、パフォーマンスが悪い商品を見直す
これらの手法を組み合わせることで、ターゲットごとのニーズに最適化した広告配信が可能になります。
まとめ
Meta広告におけるコマースマネジャーのグルーピング機能を活用することで、商品ごとのパフォーマンスをより正確に把握し、効率的な広告運用を実現できます。商品セットの適切な分類と広告クリエイティブの紐づけにより、ターゲットユーザーの興味に合った効果的な訴求が可能です。越境EC事業者にとって、カタログ機能を活用した広告配信は成果を最大化するための必須の手法と言えます。本記事を参考に、グルーピングを活用した広告戦略を取り入れてみてはいかがでしょうか?
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