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グローバルEC必見!Criteo広告で海外ユーザーを効率的に獲得する方法
- 2025.02.03
- 海外リスティング広告
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- 目次
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- 1. Criteo広告とは?
- 2. Criteo広告はどんなアカウントにおすすめ?
- 3. Criteo広告のPDCAの回し方
Criteo広告は、AIを活用したダイナミックリターゲティングを中心とする広告プラットフォームで、ユーザーの行動データをもとに最適な広告を配信できます。特にECサイトなどの商品点数が多い業種と相性が良く、弊社のクライアント様のアカウントでも成果がではじめています。本記事では、Criteo広告の概要、適したアカウントの特徴、そして効果を最大化するためのPDCAの回し方を解説します。
この記事は次のような人におすすめ!
- 海外向けECを運営している企業
- 越境ECの売上を更に拡大したいウェブマーケティング担当者
- Google広告・Meta広告と併用し、海外市場をさらに開拓したい企業
Criteo広告とは?
Criteo広告は、AIを活用したリターゲティング広告を提供するプラットフォームです。ユーザーの行動データをリアルタイムに分析し、個々の興味関心に基づいた広告を配信することで、高いコンバージョン率を実現します。最大の特徴は、ダイナミックリターゲティングの仕組みにより、ユーザーごとにカスタマイズされた広告を自動生成できる点です。たとえば、ECサイトで特定の商品を閲覧したユーザーには、その商品や関連アイテムが広告として表示され、再訪問や購入を促します。
さらに、Criteo広告はリターゲティングにとどまらず、新規ユーザー獲得にも活用できます。Criteo独自のデータベースを活用し、興味・関心が類似する潜在顧客に広告を配信することで、新しいユーザー層へアプローチが可能です。このように、Criteo広告を活用することで、既存ユーザーの再訪問率を向上させるだけでなく、新規顧客の獲得にもつなげることができます。
2. どんなアカウントにおすすめ?
Criteo広告は、特定の条件を満たすアカウントに特に適しています。以下の要素を満たしている場合、Criteo広告の導入を検討すると良いでしょう。
商材との相性
Criteo広告は、商品点数が多い業種と特に相性が良いです。多くの商品を扱う業種では、ユーザーごとに異なる商品を最適な形で広告配信できるため、コンバージョン率の向上が期待できます。
特に効果が高い業種:
- ECサイト(アパレル、家電、コスメなど)
- 不動産(賃貸・販売物件の広告)
- 旅行・ホテル(航空券や宿泊予約サイト)
- 求人サイト(多数の求人情報を持つサービス)
広告配信のフェーズ
Criteo広告は、Google広告やMeta広告など主要なプラットフォームで一定の成果を出した後、さらなる拡大を目指すアカウントに向いています。
広告予算の目安
Criteo広告は、月額50万円以上の広告予算を確保できるアカウント向けです。Criteoの効果を最大化するためには、一定の広告費を投じてデータを蓄積し、最適化を進める必要があります。少額の予算では十分なデータが集まらず、効果が出にくくなる可能性があります。
海外配信の場合
Criteo広告を海外市場に展開する際は、国ごとにアカウントを作成する必要があります。そのため、まずはメインのターゲット国からスタートし、成果を確認しながら徐々に他の国へ展開していくのがおすすめなアプローチ方法です。
3. Criteo広告のPDCAの回し方
Criteo広告を効果的に運用するためには、PDCAを回しながら、ターゲティングや商品の選定を最適化していくことが重要です。
1. ターゲティングの最適化
Criteo広告では、さまざまなオーディエンスセグメントを活用できます。
- リターゲティング:サイト訪問済みのユーザーへの配信
- プロスペクティング:サイト訪問者と類似する新規ユーザーへの配信
- インマーケット:データフィードの情報を基にカテゴライズされたユーザーへの配信
- 行動ベース:Criteoのデータベースを基に定義されたユーザーへの配信
- ルックアライク:顧客リストやイベントなどの元データを拡張したユーザーへ配信
- ブロードターゲティング:Criteoのデータベース全体への配信
最初はリターゲティングをメインに運用し、徐々にプロスペクティングやルックアライクオーディエンスへ拡大するのが理想的です。また、Criteoの管理画面でリーチ率を確認し、オーディエンスのリーチが一定の水準に達したら、新たなターゲットを追加することが重要です。
2. 商品の選定や商品セットの最適化
Criteoでは、特定のブランドや価格帯ごとに商品セットを作成し、広告のパフォーマンスを最適化できます。
- 露出したいブランドや価格帯に応じて、商品グループを設定
- 高単価商品や売れ筋商品を優先的に広告配信
- 季節ごとのトレンドに合わせた商品グループを作成
また、売上分析を行い、実際に売れやすい商品が広告にしっかり出ているかを確認することが大切です。特定のカテゴリやブランドが成果を出しやすい場合、その商品セットを強化することで、広告のROI(投資対効果)をさらに向上させることができます。
まとめ
Criteo広告は、ECサイトやアパレル、不動産などの商品点数が多い業種と特に相性が良く、リターゲティングと新規顧客獲得の両方に活用できます。既にGoogle広告やMeta広告で成果を出しているアカウントが、さらなる成長を目指す際の有力な選択肢となります。
効果的な運用のためには、ターゲティングの最適化と商品セットの選定を定期的に見直し、PDCAを回しながら改善を続けることが重要です。Criteo広告を活用し、広告の成果を最大化していきましょう。
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