海外マーケティングブログ

【海外向けSNS運用】海外と国内のコンテンツを比べてみよう!

Let's compare foreign and domestic content

執筆者

GHチーム 沼野

プロフィール詳細

はじめに

海外向けにSNS運用をする!でもどんなコンテンツを発信すればいいのかわからない!

という悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

 

結論、どんなコンテンツがいいのかというのはPDCAを繰り返し、ブランドとユーザーに合ったものを見つけていくしかありません。ブランドによってユーザーとコミュニケーションになる適切なコンテンツは変わるからです。

重要なのは海外ユーザーが受け入れやすい、楽しめるコンテンツの特徴を知り、それを自社コンテンツに反映していくことです。

 

例えばインスタグラムで海外と日本のSNSコンテンツを比較すると、日本のコンテンツは圧倒的に異質です。日本のコンテンツはユーザーが自発的に文章を読むこと、日本語が読めることを前提に作られていることが多いです。

 

このコラムでは日本のコンテンツと海外のコンテンツにどんな違いがあるのか、なぜ日本ではこうなって海外ではそうならないのかを一緒にみていきましょう!

日本のコンテンツと海外のコンテンツを比較してみる

私の横に座っているメンバーがイヤホンが欲しいと話していたので、「ワイヤレスイヤホン」で日本国内と海外のコンテンツ事例を比較してみましょう。

日本のコンテンツも海外のコンテンツも画像と動画の量は同じくらいです。

Instagramがそういう見せ方をしているのでしょう。

 

上の画像をみて日本のコンテンツの異質性に気づいていただけましたか?

日本のコンテンツは「1万円以下のイヤホン6選!」とか、「高音質なイヤホン」とか「コスパ最強」とか、エンドユーザーが色々使って各ブランドをレビューした結果まとめみたいなコンテンツがほとんどです。まるでワイヤレスイヤホンに関するいろんな比較サイトが集まってるみたいですね。

そして重要なのは、圧倒的に人に読んでもらうことを想定したコンテンツの作り方だということです。このコンテンツをみるユーザーは日本語が読めるし、当然文字を自発的に読むだろうという前提で作られていることがわかります。

 

一方海外のコンテンツはどうでしょうか?画像は商品画像が主で、読ませるとしても商品名とかGIVEAWAYとか最低限にとどめ、商品ビジュアルをとにかく見せようとしているのがわかると思います。UGCも日本のようにまとめ形式のコンテンツはなく、個人のユーザーがこんなイヤホン買ったよ!と見せているUGCがほとんどでした。

 

もうひとつ例をみてみましょう。

これまた隣のメンバーがクリームアイシャドウが欲しいというのでクリームアイシャドウを検索してみます。

どうでしょうか。。。

やっぱり日本のコンテンツは読むことを前提に作られていますね。

一方海外のコンテンツはやはり投稿素材の中で読ませるつもりはあまりなく、ビジュアルで表現しに行っていることがわかります。

 

ちょっと話はそれますが、コスメ商品のように一つのブランドから多くの商品や色がでている場合、そのブランドに注目したUGCが生まれやすいい一方、先ほどのイヤホンのように色違いで買うものでもない商材だとUGCを獲得するだけでも大変だと思います。しかも他社商品と一緒にまとめとして紹介されやすいと、国内のSNS担当者様は相当大変なことだろうと思います。

 

日本と海外、どうしてこんなに違うの?

どうしてこんなにもコンテンツに差が出るのでしょうか?

何回かお伝えしていますが、「日本が世界でも突出して特徴的」なのです。

 

同じチームにマレーシア出身のネイティブ英語話者のメンバーがいますが、彼女は日本に来て日本のSNSコンテンツを見るようになった時、驚愕したそうです。

 

「どうして日本人は何でもかんでも読ませようとするの?ストレスだわ…」

と言っていました。

 

海外の方にとって「読む」というのはかなりストレスなのだそうです。

頭を使うし目も疲れる。話し言葉と違ってちょっと難しく感じる。理由は色々だそうです。

 

これから海外に向けてSNS発信をしようと思っている全ての方にアドバイスをするとしたら、「読んでもらえるなんて思わない事。」と助言するでしょう。

 

コンテンツをみるユーザーがどんな人なのかを考える

海外向けにSNS発信をしたい!となった時、どんな人が見ることを想定するでしょうか?

例えばアメリカ向けに発信するとなった時、コンテンツを見るユーザーは果たして英語を読む、書く、聞く、喋る全てを完璧に網羅できる人なのでしょうか?

アメリカは移民の多い国ですので、全てを完璧にできる人は少ないかもしれませんね。

 

日本は最近確かに海外の方が増えてきましたが、基本的には読み書きや聞き取り、話すことは誰もができる前提で物事が進みます。こういう文化的な背景もコンテンツの方向性を決める重要な要素です。

 

基本的には読まない。そして多種多様なバックグラウンドのユーザーがいることを肝に銘じて、誰もがわかる方法をとる。これが海外のユーザーに情報を届ける基本姿勢です。

 

ちなみに、全ての業界で読み物コンテンツが受け入れられないというわけではありません。

SNSコンサルや戦略コンサル系、マインド系、マーケティング系などの行界は読み物コンテンツに溢れています。よかったら皆さんも色々調べてみてください。

 

まとめ

今回は簡単ではありますが、国内と海外のコンテンツを比較することで、国内向けSNSと同じことをやってもダメということがわかっていただけたのではないでしょうか?

 

大切なのはアカウントを作る前に、自分たちの発信を届ける対象を明確にし、彼らがどんな背景を持っている可能性があるのかを明らかにすることです。

お役立ち資料

日々の海外Webマーケティング支援から
導き出したノウハウやナレッジを資料にまとめました。
ぜひご利用ください。

お問い合わせ

私たちにお気軽にお問い合わせください。
担当者よりご連絡いたします。