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親日国ランキング TOP20【2025年版】
- 2025.04.16
- 海外市場調査・分析

親日国に日本の魅力を届けたい!
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親日国ランキング TOP20
日本に対する親しみや好意が特に高い20か国・地域を総合評価した世界の親日国ランキング TOP20 です。
各国の世論調査での対日好感度をベースに、経済・観光・文化交流・教育・外交関係の深さなどを加味し親日国ランキングにまとめました。
2024年の訪日外国人数は合計3,686万人と過去最高でしたが、親日国にランクインしている国は訪日外国人数でも上位にランクインしています。
1位 台湾 🇹🇼
台湾は世界で最も親日的な地域の一つです。世論調査で「日本が好き」と答えた人は98.3%にも達し、2019年には日本-台湾間の往来者数が延べ700万人を超えるなど人的交流も活発です。日本統治時代のインフラ整備への評価や、2011年東日本大震災の際には総額200億円もの義援金を寄せるなど(世界最多)日本支援にも協力的です。こうした歴史的・人的な深いつながりから、台湾の「親日度」は非常に高く維持されています。
台湾のあまり知られていない親日エピソードとしては、台北101に「Taiwan ❤️ Japan」「日台友情」「ありがとう日本」などのメッセージが表示されたことがあったり、台北の中正紀念堂に“日本寄贈の桜並木200本”が咲いていたり、台南の烏山頭水庫で毎年5月8日、八田與一技師(戦前にダムを設計)の命日に追悼式が行われるといったものがあります。“日台ほっこり物語”素敵ですね。
ちょっと不思議なトリビアなのですが、台湾では日本の商品はとても人気です。しかし、日本での販売価格の1.3倍以上になると売れなくなると言われています。そんな台湾独自の傾向や台湾の越境EC事情については、こちらでもまとめているのでご参照ください。
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2位 タイ王国 🇹🇭
タイは東南アジア随一の親日国です。日本への好感度は98.3%で、600年以上前から続く日本との交流史を持ちます。第二次世界大戦中、タイと日本は軍事同盟を結びましたが、戦後タイは日本への敵意を強めることなく、比較的早くから日本との関係修復を進めました。1945年以降も日本への感情が悪化することなく、むしろ経済支援や文化交流によって日本への信頼と好感が築かれていきました。1980年代以降は日本をお手本とした国造りが進められました。古くは17世紀のタイ・アユタヤ王朝では「日本人町」が栄え、日本人の山田長政が高官として活躍しました。また、文化面でもアニメや和食が浸透し、2019年には訪日タイ人が130万人を超えるなど観光交流も活発です。歴史・経済・文化の幅広い結びつきがタイの親日度を支えています。
タイのあまり知られていない親日エピソードとしては、バンコク市内にある「カオサン通り」の語源が日本語という説があったり、チェンマイの「象使い免許」に日本語の筆記テストもあって、年間20名ほどの日本人志願者がいたり、バンコク地下鉄に1灯だけ日立の“キティちゃん信号”があったり、タイ版の「ドラえもん」が公式コラボとして認定されていたり、日タイ修好90周年(1977年)事業で無償譲渡された防災放送システムのスピーカーが現役で今も5,000個以上配備されているなどがあります。日本とタイの“意外にディープな結びつき”を体感できますね。
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3位 ベトナム社会主義共和国 🇻🇳
ベトナムは近年急速に親日感情が高まった国です。対日好感度は98.0%にのぼり、1990年代以降の日本からの経済支援や投資を背景に両国は戦略的パートナー関係を構築しています。2018年の外交関係樹立45周年には日越音楽祭やNHK交響楽団の公演など多数の記念文化事業が開催され、民間交流も活発です。日本企業進出や日本語学習者の増加(※2015年調査で約6万人)も見られ、経済・文化両面での結びつきが強いことがベトナムの高い親日度の背景にあります。
ベトナムのあまり知られていない親日エピソードとしては、ベトナム国家警察の公式キッズ交通安全キャンペーンのキャラクターがドラえもんだったり、ハノイのニャッタン橋の夜間ライトアップで「日の丸」の演出があったり、高原都市ダラットに日本の八重桜が咲いているなどがあります。ベトナムと日本の“ほんのり温かい”絆を感じますね。
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4位 フィリピン共和国 🇵🇭
フィリピンは日本に対し非常に好意的な国の一つです。フィリピンの96.7%もの人が「日本が好き」と回答しています。日本は長年フィリピン最大の援助国であり、インフラ整備などで多大な貢献をしています。また若者を中心に日本のアニメや音楽への人気も高く、日本文化への親しみも強い傾向があります。その結果、フィリピン国民の対日好感度は極めて高い水準にあります。
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5位 マレーシア 🇲🇾
マレーシアは経済・教育面の交流から強い親日関係を築いてきました。対日好感度は96.7%と高く、1980年代にマハティール首相が提唱した「東方政策(ルックイースト政策)」を通じて日本の勤労倫理や技術を学ぶ動きが進みました。1982年以降、日本に留学・研修したマレーシア人は約14,000人に達し、この政策により両国間の人的交流と相互理解が深まり強固な絆が育まれています。現在も日本企業の投資や日本文化への関心が高く、親日感情が根付いています。
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6位 香港 🇭🇰
香港は伝統的に日本への好意度が非常に高い地域です。「日本に親しみを感じる」と答える人は95.7%にのぼり、地理的近さもあり、香港からの訪日旅行者はリピーターが多く、2023年末時点で訪日者の90%以上が再訪客となるほど日本旅行の満足度が高いことが示されています。また日本のポップカルチャーや食品も広く受け入れられており、経済・人的交流の頻度が香港の親日度を支えています。
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7位 シンガポール共和国 🇸🇬
シンガポールは国民の対日好感度が際立って高い多民族国家です。「日本が好き」と答える人は93.7%にのぼり、これはアジアでもトップクラスの水準です。日本はシンガポールの主要貿易相手国であり、経済的パートナーシップも強固です。観光面でも、シンガポールからの訪日観光客数は近年増加傾向にあり、日本食やアニメなど日本のコンテンツへの関心も高まっています。こうした経済的結びつきと文化的魅力が相まって、シンガポールでは親日的な感情が広く共有されています。
8位 インドネシア共和国 🇮🇩
インドネシアは日本に対する好意度が非常に高く、幅広い分野で結びつきの強い国です。世論調査では92.7%が日本に好感を持つと回答しており、日本はインドネシアにとって最大の輸出相手国でもあります。また、インドネシアの日本語学習者数は約71万人と世界第2位で、日本文化や言語への関心も盛んです。官民双方の交流が深く、経済協力(ODAやインフラ支援など)も長年行われてきた結果、インドネシア国民の親日意識は極めて高い水準にあります。
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9位 インド 🇮🇳
インドでは日本への好感度が非常に高く、戦略的パートナー関係も緊密です。世論調査では90%以上が日本に好意的との結果が報告され、日本とインドは「特別戦略的グローバル・パートナーシップ」と称される包括的な同盟関係を構築しています。両国は安全保障対話や首脳互訪を毎年行い、経済面でも日本企業の進出や新幹線プロジェクトなど協力が進展中です。歴史的にも互いに直接的な対立がなく、インド独立運動期から交流があったこともあり、インド国民の間で日本への信頼と親近感は非常に強いものがあります。
10位 パラオ共和国 🇵🇼
パラオは小国ながら突出した親日国として知られます。パラオでは「オカネ」「ダイジョウブ」「ベンジョ」「デンワ」などの日用語が使われているって知ってました?第一次大戦後から第二次大戦まで日本の委任統治下にあった歴史があり、当時を知るパラオの人々は「日本統治時代に教育やインフラ整備が進み発展に貢献した」と肯定的に評価しています。その影響で今も日本文化の痕跡が色濃く残り、日本語放送が行われ日本語を流暢に話す住民もいます。また近年でも天皇陛下のパラオ慰霊訪問に対し国を挙げて歓迎の意を示すなど、政治的・感情的な親日ぶりが際立っています。
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11位 トルコ共和国 🇹🇷
トルコは歴史的なエピソードを通じて培われた親日感情が強い国です。対日好感度は88%と非常に高く、オスマン帝国時代のエルトゥールル号遭難事件(1890年)での日本側の献身的救助や、逆に1985年のイラン・イラク戦争時にトルコ政府が孤立した日本人を救出してくれた逸話など、互いに助け合った歴史が両国民の友情の基盤となっています。現在も経済・観光交流が盛んで、日本文化(漫画・アニメ)への関心も高く、トルコ国民の日本への親近感は非常に強いものがあります。
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12位 イタリア共和国 🇮🇹
イタリアは欧州諸国の中でも日本への好感度が際立って高い国です。世論調査では約89.3%と欧州最高水準の人々が日本に親しみを感じるとされています。両国は第二次大戦中には同盟関係にあり戦後も経済協力を続けてきました。現在ではファッションやデザイン、食文化など相互に尊重し合う関係で、イタリアでは日本のマンガ・アニメや和食への人気も高いです。2016年には日伊国交150周年を祝い大規模な交流イベントが行われるなど、文化・人的交流も活発で、イタリア国民の対日イメージは総じて良好です。
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13位 モンゴル国 🇲🇳
モンゴルは「日本びいき」の国民感情が強い国の一つです。世論調査では「モンゴルが最も友好関係を築くべき国」として日本を挙げた人が37.4%でトップとなり、日本は長年モンゴル最大の援助国として経済発展を支えてきました。相撲をはじめとする日本文化への憧れも根強く、近年はモンゴル人留学生・技能実習生として日本に渡る人も増えています。政府間でも戦略的パートナーシップを結び外交関係50周年(2022年)を迎えるなど、モンゴルでは日本への好意と信頼が非常に厚い状況です。
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14位 ウズベキスタン共和国 🇺🇿
ウズベキスタンは中央アジアで屈指の親日国とされています。2024年の対日世論調査では、中央アジア4か国平均で88%が日本との関係を「友好関係にある」と認識し、86%が「日本は信頼できるパートナー」と回答しています。第二次大戦後、日本人抑留者がタシケントのナボイ劇場建設に尽力した史実もあり、現地では日本への感謝が伝承されています。経済面でも日本からの援助や投資が行われ、ウズベキスタン国民の日本に対する親近感と信頼感は非常に高く保たれています。
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15位 ポーランド共和国 🇵🇱
ポーランドは歴史的な交流を背景に親日的と見なされる国です。世論調査では59%のポーランド人が日本の影響を好意的に評価しており、これは欧州平均を上回る数字です。日露戦争後の1905年、日本人の新渡戸稲造がポーランド系住民を巡るオーランド諸島問題の調停に関与したことで謝意が示された記録もあり、第二次大戦時には日本の杉原千畝がポーランド系ユダヤ人難民を救った逸話も有名です。さらに現在では日本のポップカルチャー(マンガやゲーム)の愛好者も多く、こうした歴史的・文化的要因からポーランドでは親日的な雰囲気が根付いています。
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16位 アメリカ合衆国 🇺🇸
米国は政治・経済同盟の軸として最重要の親日国です。近年の世論調査では米国人の82%が日本に好意的な感情を持つとされ、これは主要国中でも非常に高い水準です。日米は安保条約による軍事同盟関係にあり、政府間の信頼も極めて強固です。経済面でも日本企業の対米投資や人的交流が盛んで、訪日米国人数・訪米日本人数も共に多いです。第二次大戦後の占領期を経て和解し現在は民主主義や自由といった共通の価値観を共有する盟友国であることから、米国民の日本に対する評価は総じて好意的かつ安定しています。
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17位 オーストラリア連邦 🇦🇺
オーストラリアは太平洋地域における日本の重要な友好国です。世論調査では約8割のオーストラリア人が日本に好感を持っており、これは米国や欧州諸国と並ぶ高水準です。戦後は対立から和解に転じ、現在では経済連携協定(EPA)の締結や安全保障協力(自由で開かれたインド太平洋戦略での連携)など関係が深化しています。日本企業による資源開発投資や観光交流も盛んで、これらが豪州における親日感情を後押ししています。
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18位 フランス共和国 🇫🇷
フランスは日本文化への関心が高く、親日度も高水準の国です。2016年の世論調査ではフランス人の73.2%が日本に好感を持つと回答しており、近年も「ジャポニスム2018」など大規模な日本文化紹介イベントが成功を収めました。19世紀には浮世絵に端を発するジャポニスム運動で日本美術がフランス芸術に影響を与え、現在でも毎年パリで開催される日本文化博覧会「Japan Expo」には数十万人が来場するなど、日本のアニメ・漫画・和食への人気が根付いています。こうした文化面の好印象に加え、G7など国際舞台での協調もあり、フランス国民の日本へのイメージは良好です。
マジンガーZやグレートマジンガーと同様にグレンダイザーが欧州、南米、中東で人気を博したのですが、フランスでは特にグレンダイザーが人気でグレンダイザーが放送されると街から人が消えると言われるほど国民的な人気を誇っていました。
19位 英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国) 🇬🇧
イギリスは伝統的に日本と友好関係にあり、国民の対日感情も概ね良好です。世論調査では約70%の英国民が日本に好意的と回答しており、欧州平均より高い水準です。日英は明治時代に同盟関係を結んだ歴史(1902年の日英同盟)も持ち、現在も経済・安全保障で協力関係にあります。ロンドンには大規模なジャパンフェスティバルが開催され、日本食レストランやアニメファンも多く存在します。政治的にも「自由で開かれたインド太平洋」戦略で歩調を合わせるなど親密で、英国民の日本に対する親近感は安定しています。
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20位 ドイツ連邦共和国 🇩🇪
ドイツは欧州における日本の重要な経済パートナーであり、穏健な親日国です。2019年の世論調査では64.0%のドイツ人が日本に好意を持っていました。日独は戦前から工業技術国同士として交流があり、第二次大戦では同盟関係でもありました。戦後はともに経済復興を遂げG7メンバーとして協調しており、経済交流(自動車産業や機械分野の相互投資)が密接です。ドイツでは日本の車や電子製品に高い信頼があり、また近年はマンガや寿司など日本文化ブームも見られます。こうした背景から、ドイツ国民の日本に対するイメージはおおむね良好です。
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番外編:反日国ランキング
過去の国際世論調査や歴史的・政治的背景に基づいて、対日感情が相対的にネガティブとされる国を客観的にまとめます。
※「反日感情が強く見られる傾向がある国」という意味であり、国全体・国民全体を否定する意図ではありません。
韓国の日本に対する好感度は、2023年の世論調査では44.0%と過去最高を更新しました。2019年の22.7%から大幅に上昇しています。
中国、北朝鮮、ロシアでは、信頼性の高い情報が得られにくい状況が続いています。
順位 | 国名 | 理由 |
---|---|---|
1位 | 北朝鮮 🇰🇵 | 日本統治時代の記憶、拉致問題、反日教育の影響。 |
2位 | 中国 🇨🇳 | 日中戦争や南京事件などの歴史問題、愛国教育、政治利用。 |
3位 | 韓国 🇰🇷 | 植民地支配の歴史、慰安婦・徴用工問題、教科書問題。 |
4位 | ロシア 🇷🇺 | 北方領土問題、戦後の国交正常化未了、日米同盟への警戒感。 |
親日国ランキング TOP20 まとめ
日本に対する親しみや好意が特に高い20か国・地域を総合評価した親日国ランキング TOP20まとめです。
親日国 アジア
親日国をランキングした結果、アジア諸国の親日度が圧倒的に高いことがわかりました。
台湾、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシアなど東南アジア、東アジア地域の国が上位を占めています。
日本との歴史的な繋がり、経済的援助、アニメや食文化などの文化交流が強い影響を与えています。
親日国 ヨーロッパ
ヨーロッパには日本に対して好意的な感情を抱く、いわゆる「親日国」が複数存在します。
その背景には、歴史的な関係、経済的な信頼、そして日本文化への深い関心があり、それぞれの国で異なる形の親日感情が育まれています。
特に代表的なのが、トルコ、イタリア、ポーランド、フランスといった国々です。
親日国 中東
中東には、日本に対して好意的な感情を持つ「親日国」が複数存在します。特に代表的なのがトルコ、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビアなどです。
UAEやサウジアラビアでは、日本が主要な石油輸入国として長年安定した経済関係を築いてきたことに加え、日本企業の高い技術力や誠実な対応が評価され、対日信頼が厚いです。特にUAEでは2024年の世論調査で「日本は信頼できるパートナー」との回答が75%を超えるなど、外交・経済面での関係が親日感情を後押ししています。
また、日本文化やアニメ、品質の高い日本製品も若者を中心に好評で、文化的な親近感も広がっています。中東地域では宗教や文化の違いを超えて、日本への好印象が根付きつつあります。
親日国 歴史的エピソード
親日国とされる国々には、歴史的な背景に基づく感動的なエピソードが多く存在します。たとえばトルコでは、1890年に和歌山県沖で遭難したオスマン帝国の軍艦「エルトゥールル号」の乗組員を日本人が懸命に救助したことが今も語り継がれ、両国の絆の象徴となっています。ポーランドでは、第二次世界大戦中に日本の外交官・杉原千畝がユダヤ人に「命のビザ」を発給し、多くの命を救ったことが広く知られています。スリランカでは1951年のサンフランシスコ講和会議で、日本に賠償を求めない演説を行い、日本の国際復帰を後押ししました。こうした歴史的な助け合いや敬意の積み重ねが、現在の親日感情につながっています。
親日国 戦前の統治や人道支援
親日国の中には、戦前の日本の統治や人道支援を通じて日本への敬意や親しみを抱くようになった国があります。たとえば台湾は1895年から1945年まで日本の統治下にあり、当時の鉄道やダム、病院などのインフラ整備が高く評価され、今も親日感情が非常に強い地域です。パラオでも日本の統治時代に教育や医療制度が整備され、その功績が住民の記憶に好意的に残っています。またモンゴルやウズベキスタンでは、戦後に日本人抑留者が現地のインフラ建設などに貢献し、誠実で勤勉な姿勢が現地の人々の心を打ちました。こうした歴史的な経験が、「侵略」ではなく「尊敬」や「感謝」として語り継がれ、現代の親日的な国民感情の土台となっています。
親日国の経済的な結びつき
親日国との経済的な結びつきは、日本への好感度を高める重要な要素です。多くの親日国では、日本企業の進出や投資が経済発展に貢献しており、それが信頼と感謝の気持ちにつながっています。たとえばタイやインドネシア、ベトナムでは、日本の製造業やインフラ支援によって雇用が生まれ、現地経済に大きな影響を与えています。トルコでは新幹線や発電所などの大型プロジェクトが、日本の技術力と誠実な対応への評価を高めています。また中東やアフリカの一部の国では、日本からのODA(政府開発援助)によって学校や病院が建設され、地域社会の発展に寄与しています。こうした経済的な協力関係が、単なるビジネスを超えて、国民レベルでの好意的な感情=「親日感情」へと発展しているのです。
親日国 ポップカルチャー
親日国では、日本のポップカルチャーが若者を中心に強い影響を与えています。特にアニメやマンガ、J-POP、コスプレなどは、国境を越えて広まり、多くのファンを生み出しています。タイ、フィリピン、インドネシアなどの東南アジア諸国では、日本のアニメがテレビや配信を通じて日常的に視聴され、キャラクターグッズや日本語のセリフを使う若者も見られます。フランスでは「Japan Expo」が毎年開催され、数十万人が来場するほどの人気を誇ります。南米のブラジルでも日系社会を背景に、日本の音楽やドラマへの関心が高く、日本文化への憧れが根付いています。こうしたポップカルチャーを通じた親しみは、単なる趣味を超えて、日本への好意的な感情や理解の広がりに大きく貢献しています。
親日国が親日国である理由
- 日本からの経済援助や技術支援が自国の発展に寄与していると感じている
- 数百~数千年に渡り近隣国としての友好関係が構築されている
- 日本のアニメ人気が高く、その影響で日本語を勉強する方が多い
- 過去に起こった事件や事故に対する日本人の態度、姿勢が美談になっている
- 戦時中に日本の統治下になり、日本人の移住者が増え、より身近な存在になった
親日国を把握した上で越境ECに活かす
1. 越境ECの市場選定
親日国(人気&実績のある国)を越境ECのターゲットにする
地域 | 特徴 |
---|---|
台湾 🇹🇼 | 日本製品への信頼感が強く、漢字文化圏で翻訳の壁も低い。美容・アパレル・食品が人気。 |
タイ 🇹🇭 | 日本文化(アニメ・ファッション・化粧品)のファンが多く、ECリテラシーも高い。 |
インドネシア 🇮🇩 | 日本ブランドに憧れを持つ若年層が多く、SNSとの親和性も高い。 |
フィリピン 🇵🇭 | 英語対応が必須だが、日本への留学経験者・帰国子女が多く、日本製品への理解が深い。 |
アメリカ 🇺🇸 | 日系コミュニティも強く、Made in Japanへの高評価あり。高価格帯商品も売れる。 |
越境ECのターゲット国として親日国を優先する理由
- コンテンツへの反応率が高い
- 口コミ・レビューが集まりやすい
- 日本ブランドへの信頼がある=CVRが高い
- 日本語や日本文化への理解がある
2. 越境ECの商品開発
親日国ニーズを反映してローカライズする
- 台湾・中国:漢字文化圏なので漢字入りパッケージが好まれる
- 東南アジア:日本語のまま+ローマ字の表記も“クール”として好まれることがある
- アメリカ:“Made in Japan” “Crafted in Japan” を前面に出すとブランディングに有利
- 台湾:「抹茶」「和柄」「温泉」「伝統工芸」などの文化要素が刺さる
- アメリカ:「Minimal」「Zen」「Quality」「Traditional」などのキーワードが効果的
3. 越境ECのコンテンツ戦略
親日国のインサイトを踏まえてコンテンツを制作する
- 「日本発」や「日本人が作っている」ことを前面に出す
- 商品紹介に「日本の職人技」「日本で人気」などの文化的文脈を入れる
- 商品ページ・動画に日本の風景(京都、富士山、東京の街並みなど)を取り入れる
4. 越境ECの広告・PR戦略
親日国の特性を踏まえてマーケティングを実施する
- 親日国のインフルエンサーやYouTuberを活用(例:台湾の日本語学習者、ベトナムの日本在住YouTuberなど)
- 日本と関わりのあるFacebookグループ・Redditコミュニティで発信
親日国に日本の魅力を届けたい!
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