対談

【海外でも再注目⁉︎】メールマーケティング5つのKPI #2

対談動画

メールマーケティング第一人者!配配メールの安藤健作氏と海外WEBマーケティング歴13年 徳田祐希の対談動画第二弾

  • こんにちは、世界へボカンの徳田祐希です。弊社は、英語圏の越境ECに特化したWebマーケティングを得意とする会社です。
     
    前回の記事に引き続き、メールマーケティングの第一人者である「配配メール」安藤健作氏との対談記事をお送りします。今回のテーマは「メールマーケティング5つのKPI」になります。

1. Bounce Rate (不達率)

  • 安藤健作(以下、安藤)

    正しいリストに対して送っているのであればそんなにエラーが出ることはないんですけれども、例えば古いリスト、今までメール配信をずっとしてこなかったリストに久しぶりに配信をする場合などは不達率が高まってしまう可能性があります。

  • 徳田祐希(以下、徳田)

    不達率が高いと、Gmailに迷惑メールとして見なされてしまうという事ですね。

  • 安藤

    受信側のフィルターの方ですが、一般的に迷惑メールって手当たり次第存在するかどうかわからないメールアドレスに対して一気に送信するので、不達率が非常に高く出るんです。その傾向を、受信側のスパムフィルタが判定しているという事になります。

  • 徳田

    メール配信ソフトでいうとKlaviyoやMailchimp、配配メールさんもそうですが、不達率という項目があるんですね。

  • 安藤

    全てのものに不達率が出るわけではないですが、エラーの数は必ず把握できるようになっていると思います。ご自身で確認されるのが良いと思います。

  • 徳田

    配信の総数と届かなかった割合をエクセルなどでみて、この位の割合だなと見る感じですかね。

  • 安藤

    弊社の配配メールで言うと、「バウンスの理由」も出るようになっているんですね。永続的なエラーと一時的なエラーの2種類あるんですけれども、

2. Open Rate(開封率)

  • 安藤

    HTMLメールに含まれている目に見えないほど小さな画像があるんですけども、それが開かれることで読み込まれ、計測しているものです。テキストメールで送っても、開封率は計測できません。

    配信リストの質などによっても異なりますし、BtoCでは10パーセントを切ることもあります。一つの指標として思っていただければ良いと思います。

  • 徳田

    最近配信してるメールマガジンだとKlaviyo等で見れるのですが、大体15パーセントから20パーセントの間で推移していますね。

  • 安藤

    非常に良い状態だと思いますね!

    一つ気をつけなければいけないのは、例えば一回目も二回目も配信して15パーセントだったとします。自分が持っているリストのうち、85パーセントの人には届いていないんじゃないか? 
    と思うかもしれないのですが、大事なのはそのうち『同じ人がどれくらい開いているか』なんですね。

    弊社で調べた所、大体同じという人はいなくて、6割は前回も開いており、残りの4割は初めてメールを開いた人になるんですね。

    なので同じ15パーセントであっても、実は1回目と2回目を合わせて見ると、開封率は20パーセントを超えていたということも起こりえます。 

  • 昨日見た広告を今日もう1回見ようとしても、見る方法が分からないということも多々あると思います。メールの場合は、メールボックスにずっと残ってるので『あれ、先週セールの案内来てたな』と思ったら検索して遡ることができるんですね。なので「情報がストックされる」というのはメールマーケティングのメリットの一つです。

  • 徳田

    例えばOpen Rateを見て開かなかった人たちのリストを作って、またそこに対して配信するのは可能でしょうか?

  • 安藤

    可能です。それはやった方がいいですね。

    メールを開く開かないって大事なポイントとしては、タイミングがあるんですね。メールアプリを立ち上げてメールを見たとき、一覧の中に無かったメールは存在しなかったも同然なんですね。

    先ほどの開かなかった85パーセントの人たちは、たまたまタイミングが合わなかった可能性も非常にあります。 

    であれば開かなかった人だけをリスト化して、前回と同じメールでもいいので一度配信してみるのはとても有効な手段です。

  • 徳田

    よくSNSだと朝の8時から9時の通勤時間や夜の22時以降の就寝前とかに送ると開封率は上がったりするんですけど、国ごとにアクティブな時間を調査して配信を分けてみるのもできると良いですね!

3.CTR(クリック率)

  • 安藤

    こちらはテキストメールでも計測可能です。

    CTR(クリック率)とは別に、CTOR(反応率)というのがあるのですが、メールを開封した人の中でどれぐらいアクションを起こしたか。これが、この後に出てくるコンバージョンレートとの相関が非常に高く、どれくらい反応してるかというのは見続けた方が良いです。

  • 徳田

    10,000人に配信して100人クリックしたら、クリック率は1パーセント。1,000人開封して100人クリックしたら、CTORは10パーセントとなりますね。

4. CVR(コンバージョン率)

  • 安藤

    メールマーケティングと関係ないんじゃないかと思うかもしれませんが、先ほども言いましたけど、メールマーケティングの前段階として「クリックする」というのがあるんですね。
     

    クリックしてwebサイトに遷移し、それでコンバージョンをするかどうかという事なので。前回ワンピースの話をしたと思うんですが

    『花柄のワンピースが可愛いな、買おうかな』とクリックし、飛んだらカテゴリーの一覧ページ。

    『あれ?さっきのワンピースどこにあるの?』
     
    これは非常に多いパターンです。その場合は商品詳細ページに花柄のワンピースがあるべきです。

  • 徳田

    最近あった出来事ですが、「カートに持って行ったら10パーセントOFF」になるというShopifyの仕組みがあるんですけど。商品の詳細ページに遷移しても、10パーセントオフという記載がなかったんですね。

    本当に10パーセントオフになるのか分かりにくく、カートに入れたら初めて分かる。そういう所でも、メルマガから商品詳細ページにきちんと遷移させるのが重要なんですね。Google広告の広告と遷移先がマッチ度が高い方がコンバージョン率が高い事と一緒なんですね。

5.Unsubscribe Rate (解約率)

  • 安藤

    この数字が1パーセントを超えている場合、読者の期待してるものと配信されているコンテンツが違うんですね。それはもう気を付けた方がいいです。

    セグメントが違うのか、内容が違うのか、そこは見直して、購読解除率を下げるように努力はすべきです。

  • 徳田

    5つの指標をもとに、メルマガの最適化であったりとかリストの最適化やコンテンツの最適化をしていけば良いんですね。色々とありがとうございました!

次回記事  メールマーケティング「勝ちパターン」を見つける! #3

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