対談
日本企業の販路拡大・海外進出を支援するJETRO(日本貿易振興機構)とは?
- 2021.06.09
- BtoBマーケティング

対談動画
この記事(動画)で学べる事
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この記事を読むことで、JETRO日本貿易振興機構さんのサービスや実態を把握することができます。
【独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ) 村上 雄哉氏 略歴】
2013年から日本企業の海外展開をサポート。
担当はオンライン展示会を通じた取引先開拓。
デジタルを使った輸出ビジネスの勉強会も主催。【世界へボカン株式会社 代表取締役 徳田祐希 略歴】
日本の魅力を世界へ伝えるというミッションの元、13年以上にわたり、多国籍メンバーと共に越境EC、海外BtoBマーケティングに取り組む。
越境EC企業の年商を35億→500億、14.7倍の成長を導くなど数多くの実績を残す。
Shopifyマーケティングエキスパート。

JETRO村上氏の自己紹介

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世界へボカン 徳田(以下 徳田)
こんにちは!世界へボカンの徳田です。
本日は JETRO日本振興機構の村上様にJETROのサービスの活用法についてお話しいただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
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独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ) 村上氏(以下 村上氏)
よろしくお願いします、JETROの村上と申します。
日本企業の海外ビジネス特にデジタルを活用した輸出のビジネスのご支援をさせて頂いております。
本日はよろしくお願いいたします。
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徳田
この記事を読むことでJETRO日本貿易振興機構さんのサービスや実態を把握することができます。
以前JETROさんが主催されている製造業とかメーカーさんの海外進出支援のところで講習をやらせていただいて、そこから携わらせて頂いています。
私自身長年海外マーケティングやっている中でも、あまりJETROさんがどういった事されているのかやどういった情報発信されてるのか把握できてなかった所がありました。
これは視聴されてる方に知っていただいた方がいいなと思い無理やりお願いしました。
ありがとうございます。
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村上氏
とんでもないです。
こちらこそありがとうございます。
JETROの概要について

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徳田
JETROさんの概要をお話しいただけますでしょうか?
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村上氏
JETROは正式名称が独立行政法人日本貿易振興機構と言い、経済産業省が所管する独立行政法人です。
私たちのミッションとしてはご覧の4つがあります
1つ目が対日直接投資家スタートアップの海外展開支援を通じてイノベーションの創出を支援すること
2つ目が日本の農林水産物食品の輸出を支援すること
3つ目が中堅中小企業など日本企業の海外展開を支援すること
最後ですね調査や研究を通じて日本企業の活動や通商政策などに貢献すること
でございます 。こういった4つの柱をメインに日本と海外を繋げるべく取り組んでおります。
文字としては固いところあるんですけれども、日本企業の方々の海外ビジネスを盛り上げるべく日々活動させていただいております。

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徳田
調査とか研究データってたくさんあって、これ知っておいた方がいいのになって思うことたくさんありました。
その辺のご紹介も後編でお願いできればなと思ってます。
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村上氏
ありがとうございます。
本部は東京にあるんですけれども、こういった調査や研究というのは私たちの東京だけで行なっているものではないんですね。
私たちの強みとしては国内そして海外にたくさんのネットワークを持っているところでございます。
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徳田
拠点がたくさんあるんですよね?
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村上氏
そうですね。
こちらが拠点の表しているんですけれども、国内であれば東京の本部と大阪、それと一番下にある貿易情報センターという地方の事務所がございます。
全部の都道府県に事務所を構えております。
また海外には55カ国76の事務所を拠点持っております。
そういった国内外の拠点を通じて情報収集したり、日本企業様のサポートさせて頂いております。

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徳田
なるほど。
そうすると自分の事務所があるエリアの周辺にもJETROさんのオフィスがあって、そこにもし海外進出したい時には相談できるんですね。
もし海外進出を既にしていてアメリカとかオーストラリア、フランスという拠点があったとして、その支社から最寄りのJETROさんの事務所に相談させていただくことも可能ですか?
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村上氏
そうですね、あの日本国内にいらっしゃる方であれば最寄りのJETROの事務所までお気軽にご相談いただければと思います。
またもし既に海外に進出しているという方は、それぞれの進出先の最寄にあるJETROへご相談頂くことも可能です。
JETROのサービス内容について

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徳田
具体的にサービスについてお伺いしたいんですが、どういったサービスを提供されているでしょうか?
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村上氏
JETROとしては日本企業の方々の課題とかお悩みに応じたサービスをご用意をしております。
例えば海外の経済とか貿易の情報が知りたいということであれば、私たちのウェブサイトでたくさんの情報を公開させていただいておりますし、日々セミナーを実施させて頂いております。
また調査レポートというとこで分厚いものもあったりするんですけれども、海外の規制ですとか、市場というというのをご確認いただくことも可能です。
またもうちょっと踏み込んで貿易投資の実務について知りたい方は、貿易投資相談という形で私たちの本部や地方の事務所で日々ご相談を受け付けております。
またもっと踏み込んでより学びたいという方におかれてはこの貿易実務オンライン講座 e ラーニングもご用意しております。
さらに海外の取引先を開拓したい、新しい取引先を見つけたいという場合には、JETROとして有名な有力な海外の展示会に出展してそこに日本企業の方にご出展いただくということですとか、あとは海外のバイヤーとの商談会ですね。
最近ですとEC販売、越境ECのサポートをさせて頂いております。
また、新型コロナの影響でリアルな取り組みが難しいところからオンラインの展示会というのにも最近出店し始めております。
そして輸出だけではなくて進出現地に工場へ営業拠点を構えたいという方におかれては、例えば高度外国人材ですね。
日本にいらっしゃる高度外国人材の活用ですとか、あとは皆さんがお持ちの知財の活用。
あとは最近ですとスタートアップの方々を支援するメニューなどもご用意しております。

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徳田
結構豊富なサービスを提供されているんですね。
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村上氏
情報提供から取引先の開拓まで幅広く海外ビジネスの各過程、各フェーズでご利用いただけるサービスを用意しております。
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徳田
なるほど、結構調査レポートとかウェブサイトの情報は見させていただいて、どの市場にお客様が進出をすべきかという調査をさせていただいたり参考にさせていただいたりとか、定量的なものと定性的なものと両方があったりするので使わせていただいております。
ありがとうございます。

展示会はJETROと組むのが効果的
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徳田
展示会とかオンライン展示も支援されていて、自身で出展されるよりはJETROさんと一緒にやっていったほうが枠もいいところが取れるんですね。
我々のクライアントが実は御社の展示会に参加されて、実際海外で取引先が見つかったことがあって今我々にECの相談を頂いていて売上伸びているんです。
オンラインとオフラインの両方で上手く行っているということもあったりするので、JETROさんに相談するとその様ないいことあるんだなと肌で感じています。
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村上氏
ありがとうございます。
特に海外の展示会で単独でご出展されると、どうしても場所が端っこになってしまったりとか、出店する費用も高かったりします。
しかし、JETROにご出展頂く場合はJETROがジャパンパビリオンいうところでいい場所、バイヤーが集まりやすい場所に大きなパビリオン構えて、そこにご出展頂くことができますのでよりバイヤーを集める効果もあります。
あとは単独でご出演頂くのと比べても、海外の事務所がそれぞれバイヤーのネットワークをもっていますので、そのバイヤーにそれぞれ声を掛けて誘致をする個別にマッチングを組むことも出来たりしますので是非おすすめのサービスです。
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徳田
なるほど、こう言ったバイヤーさんがいたらご紹介いただきたいんですけどなど、展示会に出店する時に相談しておくとマッチングしていただいたりとか、ジャパンパビリオンの方が注目度も高いのでお会いできる可能性が高まるんですね。
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村上氏
そうですね。
ジャパンパビリオンが並んでいる場所っていうのは他の国パビリオンも並んでいるんですね。
ジャパンパビリオンってすごく人が集まってくるんですよ。
中国とかイタリア、ヨーロッパ系、アメリカとかたくさんパビリオン出しているんですけども、やっぱりジャパンパビリオンはかなり集客力があるなと実際に感じています。
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徳田
今回はJETROさんの概要だったりサービスについてお話をお伺いさせていただきました。
次回は情報収集、JETROさんのサイトだったりとか職員の方を通じてどのように情報収集をすればいいかお話をお伺いいたします。
本日は貴重なお話を伺いありがとうございました。
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村上氏
ありがとうございました。

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