対談
Interview
この記事ではShopifyエバンジェリストが勧める本当は教えたくない
Shopifyアプリ5選についてお話しいただきます。
【株式会社フラクタ 代表取締役 河野貴伸氏 略歴】
「日本のブランド価値の総量を増やす」をミッションにブランドビジネスの支援活動、コマース業界の発展、
Shopifyの普及をメインに全国的に活動する。
【世界へボカン株式会社 代表取締役 徳田祐希 略歴】
日本の魅力を世界へ伝えるというミッションの元、13年以上にわたり、多国籍メンバーと共に越境EC、
海外BtoBマーケティングに取り組む。
越境EC企業の年商を35億→500億、14.7倍の成長を導くなど数多くの実績を残す。
Shopifyマーケティングエキスパート。
世界へボカン株式会社 徳田(以下 徳田氏)
こんにちは!世界へボカンの徳田です。
本日はShopifyエバンジェリストの河野さんに本当は教えたくないShopifyオススメアプリ5選について
お話いただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
(以下 河野氏)
よろしくお願いします。
本当は教えたくないというかマニアックすぎてあんまり喜ばれないんじゃないかっていう不安もあるのでドキドキしてますけど、
よろしくお願いします。
徳田
Shopifyエバンジェリストなのでいいアプリ教えてくれるんだろうなって期待してます。
河野氏
では5選というところで皆さんにぜひ試していただきたい、個人的に愛着があるアプリをいくつかご紹介したいなと思います。
1個目は、もしかしたら使ったら使わなくなるアプリかもしれないんですけどLitextentionっていうのがあります。
これはストアのマイグレーションするアプリなんですね。
例えば前にWix、WoocommerceやBASEを使ってた時に移行するじゃないですか?
移行するのって基本的にパートナーさんにお願いしてやってもらうのもあれば、逆にパートナーさんもそれを仕事として受けて移行作業すると思うんですが、結構大変ですよね。
それをマイグレーションしてくれる、インポート・エクスポートっていうのをやってくれるサービスがLitです。
Shopifyのアプリとしてあって必要なものをインストールして設定していくとカテゴリーとかプロダクトとか移行してくれるんですね。
便利なツールなんですよ。
徳田
BASEとかいろんなカートがある中でそこからデータをShopifyに突合していくっていう感じなんですね。
河野氏
移行する前がかなりあるんですよ。
徳田
ここに載っているカートのフィールドからShopifyのフィールドにスムーズに移行できるってことですね。
河野氏
そうです。
日本でBASEもあったりAmazonってどこまでやってくれるのか試したことないですけど、
こういうのいっぱいあるんですよ。
例えばCSカートとかもあるのでここから選んで
to ShopifyなのかMagentoなのかみたいなことができるのでShopifyエバンジェリストリストとしてあんまり言えないですけどShopifyやめて他のに行こうってなったらそれもできますって話です。
逆方向もできます。
Shopify to Shopifyもできちゃうんですよ。
ShopifyやめてCSカートだみたいになったらこうなったりとかもできます。
徳田
すごい便利ですね。
河野氏
これはあまり使ってる人を聞かないんですけど、便利です。
これはどちらかというとパートナーさんの需要の方があるのかなと思うんですが、お使いいただけたらという1個目でございます。
徳田
商品データと顧客データってあったときに基本的に商品データを移行できるってことですよね?
河野氏
商品とカテゴリーとカスタマー情報ですね。
例えばプロダクトであれば商品名、SKU、ディスクリプション、ステータスみたいなここに書いてあることが移行できます。
プロダクトカテゴリでカスタマー、シッピングアドレス、ビリングアドレス、オーダーなども可能です。
パスワードが再発行になってしまうのでそこが難しいのですが。
河野氏
次はduilder.ioですね。
もしかしたらご存知の方いるかもしれないんですけど、PageflyとかShogunとかJimpageとかすごく使いやすい
ページ生成型のアプリあるじゃないですか?
僕もすごい愛用してますが、それだけだと足りないというかもっとテーマ全体作り込まなきゃっていう
パターンあると思うんですよ。
パートナーさん結構需要あるのかなあと思うんですがこのbuilder.ioってShopifyのテーマが作れちゃうんですよ。
具体的にはテーマスタジオっていうのがあって、このテーマスタジオっていうのがテーマを作り込むことができるっていう。
これがフリーでトライできるんでぜひお試しいただきたいなと思うんですけど。
EVERLANEとかにも使われてたりするんですけどShopifyのテーマって作れるじゃないですか。
あれってソースコード書いてポチポチ作っていかなきゃいけないんですけど、それがドラッグ&ドロップ、ノーコードで作れるよっていうのが売りです。
徳田
これって既存の有料のテーマだったりとか無料のテーマってあったりするんですけど、それをこういう風に変えられるっていうのができるということですか?
河野氏
そうです。カスタマイズできます。
例えばdebutとか皆さん使ったりすることあると思うんですけど、あれ系をベースに大体皆さんカスタマイズするんですけどそれがある程度ノーコードでできるよっていう事ですね。
徳田
ノーコードでできちゃったらめちゃめちゃすごいですね。
これでもそしたら月額とかお高いんじゃないですか?
河野氏
ところがどっこいそんな高くないんですよね。
1ヵ月8000円。
まぁまぁShopifyアプリの中では高いですけどやる工数から考えたら全然アリだなと思います。
徳田
なるほど。
これほんとに教えたくないやつじゃないですか。
河野氏
みんなに使ってほしいですね。
多分値段の差ってプラチナムサポートを受けられるかとかEメールサポート受けられるかとか
ABテストやりたいかとかです。
あんまり使わないのでベーシックで結構使えるんじゃないかなって気がします。
徳田
年間10万円位でテーマを改変できちゃうってことですね。
河野氏
そうです。
それなりにデザイン会社さんだったりとか何個も作って納品しているパートナーさんだったりとか、あとは結構自社でいくつもShopifyでブランドをやっているところも増えてきたじゃないですか?
そういったところだとすごく合うのかなと思います。
お試し版もあるのでぜひ。
徳田
ページ単位でもできるしテーマ全体でもできるってことですね。
河野氏
次Shopifyアプリ3つ目がformrunです。
なんで僕がお勧めするかって、海外のサービスとかShopify標準のコンタクトフォーム使うとメール届かないんですよね。
なので結構大変なんですよ。
基本的に僕らみたいなShopify詳しいよって言ったら英語のドキュメントとか見て調節しますけど、
実際お問い合わせフォーム使うのってお店の担当者さんじゃないですか?
お店の担当者さんがフォームとかソースコードをゴリゴリいじってとか、英語のドキュメント読んでっていうの難しいので、
やっぱり日本製の管理画面とかがあるとすごく優しいし使いやすいんですよね。
地味だけれども一番日本語であることが結構きいてくるのがこのformrunさんを使うことなのかなって思ったりしてます。
徳田
結構ShopifyでBtoBサイトを作ること多いんですけど、デフォルトの問い合わせフォームだと
サンクスページがなかったりとか効果測定がしにくかったりするので、何かしらフォームのサービスを使わなきゃいけないんですね。
国内でやる時もWholesaleとか、卸業者はこちらとか問い合わせすると思うんですけどその辺使えるといいですよね。
河野氏
そうなんですよ。
今後データ連携とかそういうのができてくるとめちゃめちゃ使い勝手も良くなるなぁとも思っています。
Shopifyの標準のアプリ達と比べるとお値段お高めなんですけど、
そのお値段をお支払いする価値はあるんじゃないかなとは思いますね。
徳田
ほんとにオススメアプリじゃないですか。
河野氏
そうです。
これお客様にすごくオススメをしてるので、
これもぜひお試しいただけたらという感じですね。
河野氏
オススメアプリ4つ目は超有名なもので、Omnisendです。
皆さんこれ知ってると思うんですよ。
なんで改めて今お勧めしたいのかっていうと、
実際僕も同じようなサービスあるんですけどKlaviyo、Omnisend、Shopifyメールっていろいろ使いました。
Klaviyoって僕の中では機能だったりとか拡張性って一番いいんですが、やっぱり難しいんですよ。
非常に難易度高いなと思って。
使いこなせる人はKureviyoを使いこなしてもらって良いなぁと思っていて、もちろんそのShopifyメールは簡単なんですけど
できることが限られます。
ただShopifyメールでできることを頑張ってやることがお店の売り上げ向上とかにつながるので全然それだけでもいいです。
しかしもうちょっと使いこなしていろいろやっていきたいっていう時に一番いい温度感が
実はOmnisendなんじゃないかって最近ちょっと思っています。
その辺徳田さんどうですか?
徳田
そうですね。
D2Cで展開していく時って初回訪問=購入ではないので、Omnised使ってポップアップ機能だったりとか
その後の顧客とのリレーションとか結構使いやすいですね。
Klaviyoも使ってますしOmnisendも使ってるんですけどメールチンプも使ってましたね。
Omnisedは我々の提供するサービスにデフォルトで入っている感じですね。
河野氏
そうなんですよね。
なんかちょうどいい感じですよね。
ちょうどいい感じっていうのは結構大事なことだなと思うので。
今までご紹介してきた3つもそうなんですけど、僕らがいろいろご支援させていただいてる
D2Cと呼ばれるブランドさんっていうのはやっぱりやることがいっぱいあるんですよね。
担当者の方もそうですし。
本当に日々の更新していくとかグロースハックしていくとかもちろんそうなんですけど、
例えば企画考えたりとか物流まわり改善したりとか、もちろん経営もしてとかいろんなことをやっていかなきゃいけません。
できる限りトラブル少なくかつ拡張性があり生産性があるみたいなっていうものを選んでいく必要がやっぱあると思っています。
そういう中で言うとめちゃめちゃ機能が豊富、
最強とかすごいものというよりはいい感じにフィットするっていうことが結構大事だと思うんですね。
これも含めてそういうアプリを今日はご紹介させていただいてるなというふうに今徳田さんの話を聞いて僕自身思いました。
徳田
確かに使いやすさ大事ですね。
河野氏
ぜひこちらも改めて見直して見ていただけたらなぁと思います。
河野氏
最後ですね、これはちょっとマニアックなんですけど最近リリースされたばかりのアプリなんですよ。
返品くんといいます。
返品って今後すごい大事になると思うんですよ。
何故かというと今までって大量に消費して大量に物買って使わなくても
家にあってみたいなことってやっぱりあったじゃないですか?
ちょっとサイズ合わないけどまぁいっかとか、
なんか想像と違かったけど別にまぁいっかみたいなとかってことがあると思っています。
でもそれってそのもの自体が無駄になるんですよね。
それがUSとかでは始まってて、使わないものとかタンスにしまっているものってどうなの?
やっぱり正しくちゃんと返品ができる状況っていうものを作っていくっていうのが
結構大事なんじゃないかっていう動きはあります。
当然返品ってされちゃうと運用側としてはめんどくさいし、されたくないじゃないですか?
でもこれって解約しにくいサブスクリプションサービス問題っていうのに近いです。
解約させたくないから解約しにくいように作るっていうのはすごく旧世代的な考え方で、
解約したらちょっともったいないなと思わせればいいサービスを作った方がいいっていうのが本来健全な考え方だと思うんですよ。
それと一緒でやっぱり返品っていうのも返品をちゃんとできますよ、ちゃんと私たちはそれくらい自信持ってお届けしてますよっていうことが実現的なベストで、かつ返品がそれでも来た時にいかにオペレーションを軽くするかっていうことが結構大事だと思うんですよ。
そういうことを根底に置いてる特化したアプリで、すごい地味なんですけど今後伸びそうって思っているアプリです。
徳田
なるほど。
海外だと基本的に返品って当たり前ですよね。
Nikeとかの調査でも返品率を計算して、
返品あり・返品なしにしたときにどうあっても返品ありにした方が顧客が購入するハードルが下がるので利益とか売り上げとしては高くなるっていう統計があります。
D2Cでいうとブランドのあり方とかオペレーションも考えなきゃいけないので、
返品のオペレーションがスムーズにいくっていうのはユーザーにとっても企業にとっても重要なポイントだと思いますね。
河野氏
まさしく今徳田さんおっしゃったように結構USとか英語圏とかでは当たり前なんですよね。
今後日本でもそういった考え方みたいなことをやっていかなきゃいけないなって時に、
オペレーションが大変になっちゃう事は避けたいのでそれをサポートしてくれるサービスなんですよ。
Shopifyアプリ内で目立ってないんですけど、
僕的には今後めちゃくちゃ伸びると思ってます。
徳田
本日はShopifyエバンジェリストが教える本当は教えたくないShopifyアプリ5選でした。
本日は貴重なお話いただきありがとうございます。
河野氏
ありがとうございました。
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