対談
Interview
この記事では、モノ作りから関わる越境ECについてご紹介します。
【株式会社カサ川】
恐竜と左義長と平泉寺で有名な福井県勝山市でポリエステルの経糸を中心とした糸加工から織物までを一貫製造する会社です。2022年9月より新規事業として一般消費者向け市場へ参入いたしました。また、新規のお客様を開拓すべく、新市場への織物や糸づくりに取り組んでおります。
【世界へボカン株式会社 代表取締役 徳田 祐希】
日本の魅力を世界へ伝えるというミッションの元、
17年にわたり、多国籍メンバーと共に越境EC、海外BtoBマーケティングに取り組む。
越境EC企業の年商を35億→500億、約29倍の成長を導くなど数多くの実績を残す。
Shopifyマーケティングエキスパート。
世界へボカン株式会社 徳田祐希
今日は福井に来て、海外WEBマーケティングの案件に取り組ませていただいています。
福井というのは、繊維産業が有名でして。
もうある物の海外マーケティングするのではなく、ものづくりから取り組もうというプロジェクトがありまして、今日福井まで来させていただきました。
実際マーケティングっていうと、今できているものを売るだったり、どうこうの話から入ることが多いと思うんですけど、実際に海外の顧客のニーズからものづくりをして、それを会社に販売していくって流れを全体像っていうのを、動画を通して伝えていけたらなと思っています。
世界へボカン
海外WEBマーケティングの成功確率を1%でも上げるために、モノづくりの現場へ行ってきました!
世界へボカン
そして福井県勝山市の、株式会社カサ川さまの事務所、工場へ到着。
福井県の繊維技術を駆使して、海外向けの商品ヒジャブ作りへ。
【ヒジャブとは?】
イスラム教の女性が身に着ける布。世界的にも人口が多いマーケット。
株式会社カサ川様
例えばこのスカーフの売りは、両面のプリントなんですけど、当然両面にすると価格は上がるんですね。
なのでヒジャブって、両面にする必要は無いのかなと思っていて……これって不都合ありました?
例えば、これをつける時に完全に裏は真っ白ですけど、巻いた時に「ここ白いのが見えるの嫌だな…」というのは?
世界へボカン株式会社 アイダ(マレーシア出身で、ヒジャブを持参)
そういうのはあまり気にしないですね!
裏があんまり見えないように、みんな巻くので。
株式会社カサ川様
そしたら両面である必要はないですね!
工程が1つ省けるので、 安い価格で出せると思います。
透け感は、無い方とあった方、どっちが良いですか?
世界へボカン株式会社 アイダ
私はあまり無い方が良いですね。
株式会社カサ川様
これ(ヒジャブ)1枚だけだと、髪の毛すけちゃいませんか?
世界へボカン株式会社 アイダ
ヒジャブの下に、インナーをつけているんですよ。
普通インナーをつけるんですけど、なぜインナー気にしなくていいかというと、結構長いんです。
長いと二重で巻けるので、巻いてたらなんとかなりますね。
世界へボカン
打ち合わせの後、越境ECで販売していくためのヒジャブの方向性を定めていきます。
世界へボカン株式会社 徳田祐希
今日のお悩み所で言うと、デザインが可愛いかどうかとか、生地感ですね。
生地がしわになりにくいだったりとか、洗えるだったりとか、風通しが良いとか、フェイスラインが綺麗、小顔に見えるというところが、KPF(購買決定要因)なのがわかりました。
ぺたっとならないかとか、ドレープが美しいとか。
そのためには、この重さだったり滑りにくくするだったり、根拠づけみたいなところで、1つの生地にたいして見た目からはわからないことを伝える。
動画だったり、テキストで伝えるってことが出来ると、今御社でやられているこだわりがちゃんと伝わって「買いたいな」って思ってくれる方が増えるのかなと思ってます。
一旦目安として3月から4月のイスラムの正月に向けてものづくりであったり、サイトの展開を御検討いただいて、うまくいけばこのシーズンに合わせて、ちょっとテストマーケティングして、その手前でインフルエンサーさんにサンプルをお渡しして、ご意見いただいたりとかして。
ちょっと難しければ、6月に向けてサイトをちょっと変えたりとか、展開していくという形でいいですね。
世界へボカン株式会社
糸のより方、経糸、緯糸の組み合わせで繊維の質感や風合いは表現されます。
カサ川さまの熟練の経験から、顧客のニーズに合わせた生地の設計が可能です。
世界へボカン株式会社
今日の会議で、どんなヒジャブを作ったらいいか、生地とか糸のイメージ湧きましたか?
株式会社カサ川様
湧きましたね!
本当に今日は色々勉強になったというか、ヒントをいただきました。
ありがとうございます!
世界へボカン株式会社
マレーシアとかインドネシアの方が、好きな肌触りだったり、そういったものができそうですね。
これから試作が楽しみですね!
株式会社カサ川様
頑張ります!
株式会社カサ川様
今日の会議で、どんな製品を作っていけばいいかイメージが湧きましたね。
こんな風にすれば、マレーシアインドに、インドネシアの方々が、使っていただけそうなヒジャブの記事を開発できると思うので、これから頑張って作っていきたいと思います!
世界へボカン株式会社 アイダ
今日実際にものづくりの現場に足を運んで、実際にものづくりやっている職人さんのお話をお伺いできたんですけども、日本の技術がすごいなと思っていましたね。
これで良いヒジャブができると思います。
世界へボカン株式会社 徳田祐希
今回、実際に繊維工場にお伺いさせていただいて、イスラムの方がどういったヒジャブのニーズだったり、課題があるかっていうのをお話ししました。
どこからどういう風なものづくりをすることで、海外の越境で売れるのかどうか検証していきたいなと思っています。
やはりマーケティングって、今あるものをどう売るかっていうよりは、実際その観光客のニーズに合わせて、どういうものづくりをするかというところがいれた方が、成功確率が上がるんですよ。
どういう風なWEBになるのかだったり、どういう風な商品ができているとか、これからもレポーティングしていきたいと思っています!
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