お客様成功事例
Shopify伝統工芸品販売 越境EC 海外WEBマーケティング成功事例 〜長期的な目線で一緒に考えていただけると感じました〜
- 2022.03.02
- 伝統工芸品
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伊田繊維株式会社
https://idaseni.com/業界 | 伝統工芸品 |
---|---|
対応国・ エリア |
アメリカ、ヨーロッパ |
プロジェクトの概要
- 導入前の悩み
- Shopifyで海外向けサイトを構築したものの何をすればよいか分からない
- ご提案の内容
- 顧客の解像度を上げるための調査、戦略立案、サイト改善コンサルティング
- 導入後の結果
- ターゲットすべき顧客像及び海外展開の手順の明確化。サイト改善による成約率アップ!
お客様の声
伊田繊維株式会社様 越境ECサイト海外WEBマーケティング成功事例
伊田繊維について教えてください
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伊田繊維株式会社 伊田将晴氏(以下 伊田氏)
当社は、繊維の町として有名な群馬県桐生市に拠点を置く和装品メーカーです。
約60年前に創業いたしました。元々は着物の羽織や帯などを作っていましたが、現在は和のくつろぎ着である作務衣や甚平などを中心に製造・販売しています。
自社で職人を雇用してモノづくりをされる理由を教えてください
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伊田氏
人々の生活の基本である衣・食・住の一つである衣服の業界では、価格競争の影響もあり、海外に拠点を移してしまった企業がほとんどです。
ですが、せっかく和の衣服を作っている会社なので、やはり「MADE IN JAPAN」、日本製にこだわったものづくりをし続けていきたいという思いがあります。
そのためには伝統技術を継承しつつ、最新の設備なども入れて効率化を図りながら、職人の雇用を守っていくということが重要になると思いまして。
若手が働きやすい職場作りにも力を入れているところです。
日本のお客様は、作務衣をどう利用されているのでしょうか
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伊田氏
作務衣というのは、本当に面白い衣類だなと思っています。
元々は、作務衣は禅宗の僧侶が「作務(さむ)」をするための衣類として生まれました。
作務というのは、掃除を中心とした修行のことを言います。そこから徐々に着る人の層が広がり、陶芸家の方や飲食・和食の料理人さん、伝統工芸の職人さんなどが着るようになっていきました。
現在、当社のお客様でもっとも多いのは、一般の方がくつろぎ着、部屋着、普段着として着てくだわるというケースです。
“粋”でおしゃれな装いとして、広く普及してきていると感じます。また当社は自社工場を持っているため、小ロットでのセミオーダー・フルオーダー作務衣の注文にも対応できるという強みがあります。
高級旅館さんやホテルさんから、そういったご注文をいただくこともありますね。
和粋庵について教えてください
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伊田氏
「和粋庵(わすいあん)」は、作務衣・甚平を通して和の精神性や着心地、伝統的な和服の良さを世界に発信していくために作ったブランドです。
伊田様ご自身について教えてください
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伊田氏
私は3代目の代表です。
当社は私の祖父が作った会社で、私自身は一度他の企業でサラリーマンを経験したのち、Uターンで地元に戻って家業を継ぎました。
そこから「和粋庵」ブランドを立ち上げまして、現在は「和の衣服・ものづくりを次の世代に繋いでいく」ということを大切にしながら仕事をしています。
海外向けオンライン販売を検討したきっかけ
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伊田氏
以前から、海外からも日本語サイトへ注文いただくことが何度かあり、可能性を感じていたということがまずあります。
越境ECに踏み切った理由としては、3つあります。
1つ目は、作務衣の持つ日本の精神性や和のくつろぎのコンセプトが非常に面白く、素晴らしいと思うので、それを世界に発信していきたいという想いがあるという点です。
2つ目は、作務衣は一番洋服に近い形状の和装なので、和装の裾野を広げるていくということに価値を感じたためです。
3つ目は、将来的なことを考えた時、国内市場だけで商品を販売していこうとしても、ものづくりを続けるということが(職人の雇用という観点でも)難しくなっていきそうだという危機感があるからです。
パートナー選定で大切にしたポイント
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伊田氏
分からないことが多い分野だったので、その知見や実績があること、総合的なサポートができるかどうかということは重視していました。
あとは単純に、信頼ができるか?ということを考えてパートナー企業選びをしていました。
最終的に弊社を選んだ理由
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伊田氏
最初にShopifyさんから紹介を受けたということもありますが、お話を聞いていく中で、今までの実績や、支援している企業様と長いお付き合いをされていることなどを知って。
実際に当社を訪問していただいた時にも、商品や会社に興味を持ってくださり、「短期的な施作で終わらずに、長期的な目線で一緒に考えていただけそうだな」と徳田社長からも担当者の方からも感じたことが大きかったです。
実際に調査・戦略立案を終えてみていかがでしたか?
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伊田氏
ユーザーへのヒアリングや調査を行う際、一緒に参加しながら進められたというのは非常に勉強になりましたし、今後に生かせるインプットになったと感じています。
また調査のレポートもとても丁寧にやっていただき、シンプルにわかりやすくまとめていただいたので大変助かりました。
調査・戦略立案が役立ったポイント
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伊田氏
はじめは、日本と文化も大きく異なる海外の方が、作務衣をどこで知って、どういう風に、どんな人が使ってくれているのか分からないまま販売をしていました。
それが調査戦略立案によって明確になってきたというのは凄くありがたいなと思いますし、国内のサイトや販売戦略にも生きるような内容が色々とあったので、とても感謝しています。
世界へボカンが越境ECのパートナーとして工夫した点
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世界へボカン株式会社 コンサルタント 野本さき
海外のお客様に実際にインタビューさせていただいた結果、作務衣をラウンジウェア、リラクゼーションウェアとして活用していただいていることがわかりました。
商品をカテゴライズする際、きちんとお客様が使用されているキーワードを使用することで、サイトの改善ができたのではないかと感じております。
今後の目標について教えてください
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伊田氏
和の衣服を作り続けていくということがなかなか難しくなっていく中でも、やはりそこにチャレンジし続けたいと思います。
「MADE IN JAPAN」の信頼を受け継いで、伝統的な技法に新しい技術も取り入れながら、現代に合った形のものづくりを提案をしていきたいですね。
それをするには、適正な価格できちんと売れ続けないといけません。
少しずつでも、世界中に和粋庵のファンを作りながら、日本の精神性やくつろぎのコンセプト、“粋”というものを発信していきたいと考えています。
「和粋庵」を通して世界へ届けたいメッセージ
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伊田氏
作務衣は”やすらぎ”の衣でありながらも、上品さも兼ね備えているところがとても良いところだと思ってまして。
作務衣を着ると背筋が伸びて、ワクワクするような、生き生きと何かをしたくなるような、そういう心持ちにさせてくれる衣類だと考えています。
歴史を振り返ると、職人さんが着てきた衣服であるということも相まって、そういう気持ちになるのかもしれないですね。そんな精神性やストーリー性も含めて、”和の豊かさ”というものを世界に発信していけたらと思っています。
世界へボカン代表の想い
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世界へボカン株式会社 代表取締役 徳田祐希
近年、日本の伝統工芸品の形だけを真似した海外製品が横行しています。
そのような中で、伊田繊維さんにお話を伺うと、職人さんが伝統的な製法で作られている点や、日本中で織られた高品質な生地を用意されている点など随所にこだわりがあることが分かりました。
そういった、他社には真似できないこと、作り手のこだわりや歴史・ストーリーをWebサイト上で見える化することで、海外のお客様に価値を伝えていきます。
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