お客様の声
Voice
会社名 | ケル株式会社 |
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URL名 | https://connector.kel.jp/ |
導入サービス | |
対応国・エリア | アメリカ・ヨーロッパ |
ケル株式会社様 海外向けBtoB製造業 調査戦略立案およびサイト制作事例
世界へボカン Webディレクター 山元 陸矢 (以下:山元)
この度はご依頼いただき、誠にありがとうございました。
今回は、産業用コネクタを製造・販売されているケル株式会社の神保様に、海外向け調査・戦略立案および特設サイト制作のプロジェクトに関してインタビューをさせていただきます。
まずは貴社の歴史や事業内容について教えてください。
ケル株式会社 営業業務部 神保 寛人氏(以下:神保氏)
ケル株式会社は、一言でいうとコネクタの会社です。創業は1962年で、今年(2022年)で60周年を迎えます。
コネクタと聞くとUSBやHDMIケーブルなどをイメージされる方が多いかもしれませんが、当社では、例えば監視カメラやカーナビの中に入っている基板同士を繋ぐ「産業用コネクタ」を扱っています。
ひとつの市場に特化することなく、工業機器や画像機器、車載機器、医療機器など、幅広い製品に採用いただいていることが当社の特徴です。
山元
現在の海外展開の状況や今後の展望について教えて下さい。
神保氏
当社はヨーロッパ、上海、香港、台湾に海外子会社、アメリカに駐在員事務所を展開しています。
現在は売上のうち約2〜3割が海外からの購入によるもので、今後さらに海外での売上を伸ばしていきたいと考えています。
そのためにも海外市場へ向けてケルのコネクタをもっと宣伝していきたいので、そこで世界へボカンさんの力を借りたいと思っています。
山元
どのような経緯で、海外展開・海外向けWebマーケティングに力を入れていく運びとなったのでしょうか。
神保氏
もともと中期経営計画に海外展開が掲げられていたこともあり、2021年頃から自動翻訳システムを導入したり、海外へ向けての情報発信施策を行ったりしていました。
それまで海外からの購入はWeb経由のお問い合わせから商談に繋がるケースがほとんどだったので、強化するのであればWebマーケティングではないかと考えました。
山元
海外Webマーケティングの実施にあたり、どのような基準でパートナーの選定をされましたか?
神保氏
海外、英語圏におけるWebマーケティングに特化した実績をもつ企業で、特にBtoB製造業の海外展開に関する知見がある企業を探していました。
その中でも、当社と一緒に並走して様々な施策に取り組んでくれるかどうかを重視しつつ、10社弱ほどのマーケティング企業にご相談させていただきました。
山元
その中から、ボカンを選んでいただいた決め手を教えてください。
神保氏
お声がけした企業の中で、広告配信を代行いただけそうな企業は多かったのですが、その前段階として「どの市場にどうやって打ち出していくか」という戦略を立てるところまで支援していただけそうな所は少ないと感じました。
少なくとも、戦略立案を強みとしている印象はあまり受けませんでした。
その中で、ボカンさんは調査・戦略立案から実際のサイト制作・施策の実行までトータルでサポートしていただけそうだなと感じました。
その理由は、初めて打ち合わせをした際に、当社の現状や競合との比較などの分析結果を持ってきてくださったことが大きかったです。
また、徳田社長自ら説明してくださったということもインパクトがありました。
市場調査やコンサルティングが可能だと仰る企業は他にもありましたが、任せた場合にどのようなことができるのか、契約前に実際に見せてくださることはあまり無くて……。
もちろん、実際に任せてみないと分からないという点においてはボカンさんも一緒ですが、期待できることのイメージが一番具体的に湧いたことが決め手になりました。
山元
素敵なお言葉をありがとうございます!
「クライアントのことを理解しないと提案はできない」という考えのもと、初回打ち合わせでクライアント様に安心していただけるような対応を心がけているので、そう言っていただけて嬉しいです。
山元
貴社には今回、Webの調査戦略立案および特設サイトの制作をご依頼いただきました。
調査戦略立案では競合他社との比較やターゲットについての調査およびそのレポーティングをさせていただき、サイトについてはもともとLP(ランディングページ)1ページのご依頼をいただいていたものの、当社からの提案により特設サイトの構築というプロジェクトへ転換いたしました。
プロジェクト全体の進行や成果物について、率直なご感想をお聞かせください。
神保氏
まず調査戦略立案についてはとても満足していて、個人的にも「まさにこういう事がやりたかった」と思える支援をしていただけたと思います。
Webでの調査のほか、当社のヨーロッパ、アメリカ拠点のスタッフやエンドユーザー、代理店へのヒアリングも行っていただき、その結果を約40ページにも及ぶ資料にまとめていただきました。
さらに4回ほどの打ち合わせにて、調査結果や当社の現状を丁寧に説明していただけたのも非常に助かりました。
神保氏
特設サイトの制作についても、海外拠点の担当者へヒアリング等を行い、彼らの意見も反映させながら納得感のあるサイトを作り上げることができたと感じています。
海外拠点の営業担当からも、「ボカンさんは社名が独特で最初は不安だったけれど、とてもしっかりやっていただいて感謝している」と聞いています。(笑)
山元
社名についてはよく言われております!(笑)
今回私はディレクターとして貴社の皆様とやり取りをさせていただきましたが、本当にお客様のことをよく考えられていて、製品にもプライドをお持ちで、かつやりたいことが明確でいらしたので、とても勉強になりました。
尊敬する方々とお仕事ができて嬉しかったです。
お手間やご迷惑をおかけすることもありましたが、ご対応を依頼するとすぐに取り組んでくださり、お陰様で調査から制作まで比較的スムーズに進行ができたと感じております。
山元
特設サイト制作にあたり、神保様には大車輪のご活躍をいただきました。
特にこだわった部分や、大変だったことは何ですか?
神保氏
大車輪の活躍というのは恐縮ですが……(笑)
個人的にこだわっていた点は、海外子会社との連携を意識していたというところでしょうか。
これまで、海外子会社に対するWebサイトやプロモーション関連のサポートが不足していたと感じており、もっと連携を取っていくべきだという課題意識がありました。
そして今回、調査戦略立案からサイト制作まで何度も一緒に打ち合わせを重ねたことで、海外チームとの関係性が強まったという気がしています。
私自身が海外チームを巻き込むことを意識していたという面もありますが、このことに関してもボカンさんのお力添えが大きかったと感じています。
ボカンさんが海外の営業担当へ分析結果などを直接説明してくださったおかげで、会社全体の現状や施策の必要性に関する認識を合わせた上で協力してもらうことができました。
山元
海外部門と本社、国内営業との連携が課題となることはある種必然とも言えますが、何かひとつ共通のプロジェクトがあるだけで一気に連携が強まることも多いと感じています。
貴社の担当者様は、部門に関わらずとても前向きに取り組んでくださる方ばかりで、皆様のポジティブな姿勢がプロジェクトにとって大きな追い風となりました。
神保氏
大変だったことは、特設サイト制作にあたっての業務とその物量です。
当初はLP1ページのみを制作する想定でしたが、「SEO対策やWeb広告、施策を本格的に行うのであれば、特設サイトを制作したほうがいい」とボカンさんに提案いただき、約20ページほどのボリュームがあるサイトを作ることになりました。
物量が増えたぶん公開予定を後ろ倒しにしましたが、それでもタイトなスケジュールで様々な業務を進めなければならず、同じ業務部の中でヘルプを依頼したり、欧州の営業にも翻訳確認を短期間で依頼したりして、周りの力を借りてなんとか完成することができました。
山元
サイトのコンテンツが増えることにより貴社の負担もかなり大きくなったため、かなりご迷惑やお手数をおかけしたと思っています。
ですがお陰様で用意したいと思っていたコンテンツをしっかりと盛り込むことができたので、ご協力に感謝しています。
神保氏
実は4〜5年前にもWebサイトのリニューアルを実施して、コンテンツ制作で大変な思いをしたという経験があったんです。
しかもその時にはリニューアル後の成果が思うように出ず、今回の制作中もその記憶がよぎることがありました。
制作が大変なことは仕方ないですが、「作るだけ作っても成果が出なかったら……」という不安はありましたね。
山元
成果が出るまでの道筋は調査戦略立案の段階である程度立てておりますが、実際に運用していくのはこれからなので、そこは当社で頑張らせていただきます!
山元
これから本格的に海外向けサイト運用およびプロモーションを実施していく形になりますが、その中で期待することや今後の展望をお聞かせください。
神保氏
まずはGoogle広告からサイトの流入を増やし、確実にお問い合わせに繋げていくこと。
またMAツールでメールマーケティングを実施したり、お客さんの情報を取得したりと、能動的にお客様へアプローチしていくことにも注力したいと考えています。
そのあたりについても、山元さん、ボカンさんに教えていただきながら、一緒に進めていけたらと思います。
山元
引き続き、全力でサポートさせていただきますのでよろしくお願いいたします。
最後になりますが、世界へボカンのサービスがどのような企業様に合うか、クライアント様目線でお答えいただいてもよろしいでしょうか?
神保氏
当社のように、自社内でWebやマーケティング専門の部署がない会社で、専任者がいない中海外展開やそれに伴う施策に注力していきたい企業にはぴったりだと思います。
お付き合いしている企業様の中でも、ボカンさんとのお仕事では「ここまでやってもらえるんだ!」という印象を受けることができました。
製造業で、海外Webマーケティングにお悩みの企業に特にお勧めしたいです。
山元
ありがとうございました!
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