コラム
Column
こんにちは。
ポータル・ジャパンの久保です。
英語リスティング広告を出稿する際に「どの国に配信するか?」についてまず頭を悩ませるお客様が多いです。
「あの国にも出したい、この国にも出したい・・」せっかくテストマーケティングするので少しでも多くの国のユーザーに自社サービスを見せたい、買って頂きたい、という気持ちは分かります。ただ、リスティング広告を出すにはどうしてもお金が必要になりますし、予算にも上限はあります。
そこで、これまでの弊社の事例を用いて予算に応じて英語リスティング広告の配信国を決める3つのパターンをご紹介させて頂きます。
※あくまで一般的なパターンのご紹介となります。案件や状況に応じて変わるので目安の例としてご覧ください。
少なめの予算でまずは始める場合のケースです。
この場合は3か国~4か国あたりを配信対象国とすることが多いです。
弊社ではリスティング広告でテストをする場合、まずは少なくても1か国に300アクセス/月集めてパフォーマンスを見ようとご提案しています。
仮に100,000円の予算で、1クリック100円と考えると、1,000クリック獲得でき、これを300で割ると3.3となります。
コンバージョン率も仮に1%とすると、300クリックあれば3件コンバージョンが発生する計算となり、これらの想定値と実際に配信した際の実数値を比較し、今後の方向性を決めます。そのため、100,000円/月の場合は3か国~4か国が目安となります。
100,000円より少ないご予算の場合は上記の考えに基づき、さらに少ない国数に絞り込んで始めるイメージです。
予算が数十万円規模の場合、国レベルではなく、エリアレベルで配信対象を決めていきます(もちろん見込み度の高い国が明確に決まっていればその国も含めます)。
東南アジアエリアが見込み度が高ければ、まずそのエリアをターゲットにし、更にそこから東南アジアの中のマレーシアやシンガポールやフィリピン、タイ等の詳細な国を選んでいきます。
この場合も案件によって変わってきてしまいますが、全てのエリアを網羅するのは難しいので、例えば「アフリカエリアは他のエリアと比べると優先度が低いので今回は配信しない」等の判断をします。
余談ですが、エリアによってコンバージョン率が変わることがあります。日本から近い東南アジアはシッピングの時間が短く、それが強みとなってコンバージョン率が高いが、ヨーロッパになると距離の強みが使えずコンバージョン率が低い、ということもあるので、エリア毎のパフォーマンスを見た後に、エリア毎の戦略を考え、実施していく必要があります。(コンバージョン率が低いヨーロッパエリア用のランディングページやコンテンツを用意する等)
最後は予算が豊富にあるケースです。ある程度考えられるエリア、国に対してリーチできるかと思いますので、全方位に対して広告配信をしていきます(明らかに見込み度が低いと分かっているエリアや国に対してはもちろん配信する必要はありません)。
基本的に管理する範囲がパターン2から拡大したと思って頂ければと思います。
まずはエリアレベルでしっかり売れるエリア、売れないエリアを見極め、その中から次に国レベルで売れる国、売れない国を精査していき、最適化していく流れとなります。最初に大きく網を張って、そこから徐々に絞り込んでいくイメージです。
パターン3の場合、管理するキャンペーンの数や予算も多くなるため、慎重を期す必要がありますが、ぜひ投資頂いた広告費の数倍、数十倍の利益が出るように頑張って頂きたいです。
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