コラム
Column
こんにちは!本日は海外SEOのよく聞かれるご質問に対しての回答をさせていただきます。
海外に限らず、大規模サイトのSEOを行う際に、canonicalタグを使用する事が増えています。
これは、ページを静的にではなく、動的に生成、管理するサイトが増えてきているなか、開発当初は想定していなかった重複ページが生成されてしまっている事が一つの要因です。
少々技術的なことですが、動的にページを生成するようなサイトでは必要不可欠なタグですので、canonicalタグをご存じでない方や活用方法に不安がある方は御覧ください。
「rel=”canonical”」タグは、一言でお伝えしてしまうと、重複ページが複数存在するときに「どのページ(URL)が最も大切かをGoogleに伝える」タグです。
ここで出てきた「重複ページ」とはどんなページの事を指すのかと言いますと、Webサイトを運営していると下記のように1つのページを表すURLが複数存在してしまう事があります。
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http://www.sample.com/ (wwwあり、index.htmlなし)
http://www.sample.com/index.html (wwwあり、index.htmlあり)
http://sample.com/ (wwwなし、index.htmlなし)
http://sample.com/index.html (wwwなし、index.htmlあり)
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どのURLをクリックしても同じWebページを閲覧する事はできるのですが、Googleからは異なる4つのWebページが存在すると認識されてしまいます。
サイトの評価も4分割されてしまう可能性があり、SEOの観点ではよろしくありません。
そういった時に、この「rel=”canonical”」タグを使用し、同ページ内の複数存在するURLの中で、どのページが正規のURLなのかを宣言し重複コンテンツによる評価の拡散を防ぐ事が可能です。
簡単に表現すると、
URLが1つの場合は評価が100点。
URLが4つ存在すると評価が25点ずつ、というイメージです。
(実際は、このように評価が綺麗に分かれるわけではありませんが参考までに。)
このような場合に、canonical(カノニカル)タグを使用し、
URLの正規化を実施致します。
<link rel=”canonical” href=”xxxxxxxxxxx” />
上記のタグをソース上のheadタグ内に記述します。
※表示の都合で一部記号を大文字にしています。
4つのURLを
http://www.sample.com
に統一したい場合、
<link rel=”canonical” href=”http://www.sample.com/” />
の記述を他の3つのページに記述します。
(4つ全てに記述しても問題無し)
この対応により、4つのURLを1つに統一することができ、
Googleからの評価を1つのサイトに集約することができます。
(canonicalタグに関しては日本語のSEO対策を行う場合にも同じです。)
良いコンテンツを作って、せっかくリンクを獲得しても、リンク先のURLが分散してしまっては正当に評価されなくなってしまいます。そのためきちんと設定してサイトの評価漏れを防ぎたいですね。
但し、このタグは上手く使えば役立つタグなのですが、誤った設定をしてしまうと、TOPページしかクロールされなくなってしまった等の問題も発生したこともあり、慎重に設定を行う必要があります。
重複したページは、動的にページを精製するECサイトで多く発生しますので、越境EC担当者様は自社できちんと対応が出来ているか確認してみると良いでしょう。また、本施策は日本語でも海外向けのSEOでも使える内容です。少しでも参考になりますと幸いです。
参考:
クロスドメインURLの選択 – 複数のドメイン間の重複コンテンツの正規化についてrel=”canonical” 属性について
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